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昼休み。


夢がこっちにテクテク歩いてきた。
私、裕太、太輔密かに見守ってる。笑



大丈夫だよ、夢。



「俊くん…今日は2人で食べよ?」



女の子から見ても萌えるくらいの
かわいい上目遣いで話す夢。



「…うんっ!泣 よしっ!行っちゃいましょうか!泣」


ぼけーって2人見てる私達。




「あの上目遣いはは反則だわ。」


「宮田のくせに。すげー嬉しそう。」


「魔性の女だ、夢。」




宮っち、すごい喜んでる。笑
しっぽ振って喜んでる犬みたい。笑





なので、今日は3人でお弁当。



あーでもないこーでもないって
たわいない話してると、



「A、今度もう片方開けようよ。」



って耳指差された。




いざ開けるとおじけづいて
この前は片方だけしか開けてなかったんだ。



「あのガチャって音、蘇るー!」



そうやって耳触る私と裕太



黙って私達の会話聞いてた太輔。



視線が耳へと移った




私と裕太の耳交互に見て


「へぇー、お揃いね。」



って言うと、また視線ずらした。



「じゃあ、今度家来た時ね?」


覚悟してね?ってニヤって笑う裕太



絶対ピアスの事なんだけど、


その言葉にドキッとした。



顔がほころびそう。





……やばい、また太輔に……



こっそり太輔の方伺えば


お弁当食べる口が止まってる。


一瞬震えるように小さなため息ついた。



「ちょっと?太輔?大丈夫?」



そう聞けば





「お前らのいちゃいちゃした話に
呆れたんだよっ」







ってツンツンした返事。



「なによっ、人がせっかく元気ないなーって声かけたのに。」



ねっ?って裕太みると

太輔をじっと見つめてる。





「………。元気?元気ねーよ。次の授業、保健室いくから先生言っといて。」



そう言って残りのお弁当食べた後

渉くんのとこに行くって行っちゃった。








「どうしたんだろ?太輔。ね?裕太。」



ぽけっとしてる私をよそに


少し考えた顔してる裕太。



私の視線に気づくと、



少し間を置いた後、




「すぐに良くなるんじゃない?」


ってニコって笑った。

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ちい★(プロフ) - 太輔…切ない…泣。 (2019年12月31日 11時) (レス) id: aba16733a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにゅぷにゅまろん*(プロフ) - あははwwSですね。笑でも焦らしのあとのきゅん(ご褒美)は最高です! (2015年4月23日 20時) (レス) id: b1a590464e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ぷにゅぷにゅまろん*さん» ありがとうございます…笑 好きなんです、焦らし。w (2015年4月23日 14時) (レス) id: 84ff2a0b90 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにゅぷにゅまろん*(プロフ) - 焦らすのめちゃくちゃ上手いですね。私うずうずして、『うりゅー!!』って叫んじゃいました。笑 (2015年4月19日 21時) (レス) id: b1a590464e (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - あやさん» えへへ…(笑) 玉ちゃんとくっつきたいだけです(笑) (2015年3月6日 19時) (レス) id: a346895760 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あや | 作成日時:2015年1月30日 23時

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