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「やっぱり冬の買い食いは肉まんだねぇ〜」
「おー。うまいな。」
帰り道、小腹空いて太輔と買い食い。
公園に入ってブランコ揺られながら
2人でハフハフして食べる。
「明日、タマと出かけんの?」
さっきの会話聞いてた太輔
「うん。初めてなんだー。」
私にとっても人生初デートですけどね
「初デートってやつか」
へぇーって遠く見てる
「………うん。」
男の子って緊張したりしないのかな?
「ねぇ、太輔。初デートってどんな感じ?」
「は?んなもん、自分もわかってんじゃねーの?俺の聞いてどうすんだよ。」
非常にいいづらい………!
思わず声ちっちゃくなる。
「……分かんないから聞いてんじゃん。」
肉まんの紙恥ずかしさ紛れに
ぐしゃぐしゃって丸めた。
太輔の肉まん食べる動き止まった
「………もしかして、A。
タマが初めての彼氏?」
「…………そう。裕太が初彼。」
太輔がまさかって顔で見てくるから
マフラーで顔隠した。
太輔がいつまで経っても喋んないから
気まずくって
「だって、中学の時は女子といる方が楽しかったし?もちろん、好きっていってくれた人もいたけど、よく分かんなくって。だって、まだ中学生だよ?」
思わず言い訳のような事を
ペラペラと喋ってしまった。
「じゃあタマのどこを好きだと思ったの?っていまさらだけど。」
食べ終わった紙丸めて
投げて遊んでる太輔の手が止まった
「んー。裕太ってふわふわしてるなーって最初思ってたの。けど、ふとした時に見せる表情だったり、行動が大人で……」
あの駅で助けてくれた日。
名前を呼ばれて、
大きな手で手を握られた日から
私は裕太に恋をしたのかも。
駅での出来事話すと
「知らなかった。タマと全然そんな話しねーもん。」
って少しびっくりしてたけど。
太輔とこんな話したの実は初めてで。
「あー、明日緊張するなー。」
ブランコ勢いよく漕ぐ。
「なににそんな緊張すんだよ。いつも通りでいいんじゃん」
太輔もつられてブランコ漕ぎ出す
「え?緊張するよぉー!学校と違うもん!しかも裕太、私服かっこいいし、ますます緊張する!」
もう太輔に何でも話しちゃってる私
話ヒートアップしてブランコも
ビュンビュン揺れてる。
そんな中太輔がポツリと呟いた。
「………じゃあ、練習してみる?」
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ちい★(プロフ) - 太輔…切ない…泣。 (2019年12月31日 11時) (レス) id: aba16733a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにゅぷにゅまろん*(プロフ) - あははwwSですね。笑でも焦らしのあとのきゅん(ご褒美)は最高です! (2015年4月23日 20時) (レス) id: b1a590464e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ぷにゅぷにゅまろん*さん» ありがとうございます…笑 好きなんです、焦らし。w (2015年4月23日 14時) (レス) id: 84ff2a0b90 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにゅぷにゅまろん*(プロフ) - 焦らすのめちゃくちゃ上手いですね。私うずうずして、『うりゅー!!』って叫んじゃいました。笑 (2015年4月19日 21時) (レス) id: b1a590464e (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - あやさん» えへへ…(笑) 玉ちゃんとくっつきたいだけです(笑) (2015年3月6日 19時) (レス) id: a346895760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや | 作成日時:2015年1月30日 23時