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At that time7-13* ページ6

「とっつぁんも職員の定期検診記録だけで金原にマトを絞ったんだ。同じ真似を出来る奴がいた……あの診断記録は部外秘だったわけじゃない」


「じゃあそいつが御堂を手伝った動機は?」


「……動機は金原と御堂にあった。奴はきっとそれだけで充分だったんだ」


「…………狡噛?」







狡噛は奴の話をし始める。
奴を話す狡噛の目は、憎悪でいっぱいだった。
つらつらと文章のように言葉を紡いだ。






「殺意と手段。本来揃うはずのなかったその二つを組み合わせ新たに犯罪を創造する。それが奴の目的だ」







そう言い残し、部屋から出ていってしまった。





周りは彼の言葉に静まり返り
宜野座は舌打ちして、狡噛を追いかけた。







「……狡噛お前は…………」


「ギノ、あの事件と同じだ。ただ殺意だけを持て余していただけの人間に手段を与え、本当の殺人犯に仕立て上げている奴がいる」


「…落ち着いて考えろ。あの時は特殊樹脂だが今度はプログラムのクラッキング・ツールだ。全然違う!」


「技術屋と周旋人がまた別なんだ。人を殺したがっている者とその為の道具を作れる者とを引き合わせている奴がいる。そいつが黒幕だ」






宜野座の言葉に狡噛は耳をかさない。
例え、狡噛の言う奴が黒幕だとしても
写真はおろか音声、証拠だってないのだ。







「いい加減にしろ!お前はいるかどうかも分からない幽霊を追いかけているんだ!」


「……佐々山は突き止める寸前までいった。あいつの無念を晴らす……その為の三年間だった…………!」







後悔と憎悪の混じった目。
その目に、宜野座は返す言葉が見つからなかった。

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作者名:Mermaid | 作成日時:2017年7月28日 21時

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