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At that time8-8* ページ15
「まぁ、私たちの様な玩具屋は璃華子さんみたいの子達を愉しませてあげること」
「……そうですね。そろそろ、二つ目の悪戯が見つかる頃合いじゃないかしら」
キャリーバッグを開ければ、葦歌の
Aはただ愉しそうにして、チェ・グソンはさっさと地下室から出て行ってしまう。
「もう帰るんですか？」
「…あなたいつも一番楽しい場面には付き合わずに帰っちゃうのね。勿体無いわ」
「生憎、血生臭いのは苦手なもんでね」
そのまま地下室を後にしてしまった。
後ろ姿が見えなくなれば、璃華子は糸鋸を取り出し
凶悪で、愉悦に浸った微笑みを浮かべた。
背後でAが称賛するように笑っていた
死者を冒涜する様な非情な微笑み。
昔に覚えたあの興奮を湧きあがらせた。
ー公園内ー
「…………二件目か」
人目につく公園で少女の遺体が発見された。
もちろん遺体をバラバラにされた状態で
まるで芸術品のように飾られている。
「これが藤間幸三郎の犯行なら……六件目ですよ」
六合塚の冷静な言葉を聞きつつ
宜野座は、目の前にある遺体を凝視していた。
この遺体を飾る意味を、考えながら
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作者名：Mermaid | 作成日時：2017年7月28日 21時
