私っていい友人多すぎない……?もう…… ページ47
『ぁれ……?ここは……』
何が起きたんだろう…
あれからの記憶が全くない
「起きましたか?」
『しのぶちゃん……』
あの後何がおきたのか覚えていない。
私は死んだの?まだ生きてるの?
『あれ……無一郎……?』
「ずっとAさんが起きるのを待ってたんですよ。途中で寝ちゃいましたが…」
起きるのって……?私はあの時死ねたんじゃないの……?
『ね……しのぶ…ちゃん……?私って…あの後…』
「…あの後…Aさんは『上下があるこの世界で生きてくのはもううんざりなの、鬼が人間を喰らうこの世界がうんざりなの。
だから私を死なせてよ』と言って泣きながら倒れてしまって……」
ぇ…
他の柱達はどう思っただろうか…。
私が死んでいればこんなこと気にしなくても良かったのに。
これから柱とどう接すればいいの…?
『…よいしょっと……』
「動いたらだめです!」
「……ん………A……?」
『無一郎?起こしちゃった…??』
「起きたの!?体は大丈夫っ!?
痛いところない!?」
無一郎ってこんなに焦るっけ…??
『大丈夫だから……!泣かないで…?』
「だって……!生きるか死ぬかの状態だったんだよ…!?もう一生起きなかったらって……!!」
一生って大袈裟だなぁ……
『大丈夫だから……一生って大袈裟すぎ……』
「だって二週間起きなかったんだよ…!?
最初の一週間は熱も酷かったしっ……!ずっと心配で……!」
二週間も……?
『ごめんねぇ……ありがとう……』
泣いているつもりは無いのに目から
ポタポタと落ちてくる。
「こちらこそすみません……!Aさんの事っ…止められなくてっ……!
あと…!!頑張って生きてくれてっ…ありがとうございますっ……!!」
『良いの……こちらこそ……!ありがとうっ……!』
「僕もごめん……!あの場に居たのに……!
見てるだけで止められなかった……!」
『良いの…!無一郎が居てくれてるだけで私は嬉しいから……!』
「っ……!……ありがとうっ……!」
それから三人でいっぱい泣いた。
それぞれ抱えてたものをはきだして。
ごめんなさい、ありがとうを何度も繰り返して。
私、いい友人もったなぁ……
…………柱の件はどうしたものか。
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Ruri(プロフ) - 今更掘り返すのアレ何ですが,あづきさんも大変ですね… ここ違和感がありますよ。と指摘するならまだしも ど正論,現実味がないなど批判のコメントを書いてなんにのでしょうか?不謹慎だと知っているのならば心に留めておけば良いじゃないですか。 私は応援してます^ ^ (2020年5月19日 1時) (レス) id: d3495ac3f8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠偉(ルイ) - 頑張れ!p(^-^)q俺こういう系好きです! (2020年4月3日 8時) (レス) id: fd731e3884 (このIDを非表示/違反報告)
あづき(プロフ) - クイーンさん» 続編はまだ公開していません…!まだ下書きなんです…!!こっちでも後何話か更新するのでそれが終わったら見れます! (2020年3月8日 12時) (レス) id: 74d5f53d6f (このIDを非表示/違反報告)
クイーン - パスワードがかかっているのですが、どうしたらこの作品の続編は読めますか? (2020年3月8日 12時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
あづき(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます!更新遅いですが頑張ります!! (2020年3月7日 15時) (レス) id: 74d5f53d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あづき | 作成日時:2019年12月31日 23時