377 助けたかった ページ27
ｰJUHOｰ
「アヤ…。」
ベッドに横たわる彼女の手を握る。
同窓会の時、もう少し詳しく話を聞いてあげれば良かったのかもしれない。
聞いたところで俺に出来ることはなかったかもしれないけど。それでも。
ｺﾝｺﾝｰ
部屋のドアがノックされ、意識をそちらに向ける。
入ってきたのは医師だった。
医師「検査の結果が出ました。別室でお話します。」
「分かりました。」
別室に移動すると、表情を固くした医師が話し始めた。
医師「怪我は骨折などもなく比較的軽傷です。ただ、痛みは相当なものだと思います。
今は痛みで出来ることは限られていますが、時間が経てば生活に支障はないかと思われます。」
「そうですか…。
あの、彼女は妊婦なんですけど…お腹の子は…」
医師「私は産婦人科医ではないので何とも言えません。」
「…。」
それ即ち、お腹の子が無事だとは言い切れないということ。
別に俺の子どもじゃないけど、それでも不安になる。
もしも、お腹の子に何かあった時、アヤが傷つく事は目に見えてるから。
医師「ですが、酷く身体を打ち付けたようなので最悪の場合は…考えられます。」
「っ、」
医師「それと、声が出ないということですが。」
「はい。普段のようには話せなくなっていました。
声が出るようにはなるのでしょうか…？」
俺の質問に医者は険しい表情をする。
医師「恐らく、刺激物を口にしたと思われます。それがどんなものかは分からないので、これもなんとも言えません。
目が覚めたらもう少し精密な検査をしてみましょう。」
「分かりました…。」
医師「厳しいことを言いますが、
その刺激物も胎児への影響がないとは言えません。更にアヤさんは身体を打ち付けています。
専門医でなくても言えることは、正直、胎児が無事だという確率は、かなり低い…ということです。」
俺は、アヤとテミンさんに何を伝えれば良いのだろうか。
俺に出来る事って多分そんなになかったと思うけど、それでも、
──こうなる前に彼女を助けたかった。
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ミッキー - あやテテさん» お疲れさまでした！これからも頑張ってください！ (2019年5月18日 1時) (携帯から) (
レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ミッキーさん» ありがとうございました！終わりましたー！引き続きよろしくお願いします！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» ありがとうございました何とか終わりましたー！更新頑張ります！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テスト頑張ってください！！！！ (2019年5月8日 0時) (携帯から) (レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - テスト頑張ってくださいね〜！！！！！ (2019年5月6日 4時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年3月28日 23時
