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ｰテヒョンｰ
「メイク終わりました。」
ﾅﾅ「うん、ありがと。」
何とか自分的には最速でメイクを施しナナさんを送り出す。
衣装に着替えたアヤさんとミオさんがやってきた。
ﾅﾑｼﾞｭﾝ「よし、揃ったな。移動始めるか。」
『1分前です！』
ｼﾞｽ「アヤ、待って、リボンの位置が…よし、おっけ。」
今か今かとGiftの登場を待つファン達。
ﾐｵﾘ「行こう。」
ﾅﾅ「うん！」
アヤ「はい。」
『カウントダウン始まります！』
綺麗な衣装に身を包む3人はとても美しく。
ﾐｵﾘ「最高の音楽を届けましょう。」
ﾅﾅ「はい！」
アヤ「はい。」
ﾐｵﾘ「じゃあ、今日はナナが掛け声当番。」
ﾅﾅ「了解。
Present a…」
3人「「「Gift！」」」
ﾅﾅ「Let's go！」
ステージに飛び出した3人。
3人のシルエットが現れ、大きな大きな歓声が上がる。
ﾅﾅ「Hi, our princess and Prince.
───忘れられない夜にしてあげる。」
『きゃあああああ！』
ナナさんの言葉を合図に曲が流れ、3人が歌い出すと同時に3人に光が当たった。
ピッタリと揃ったダンス、魅力的なメロディ、クオリティの高いラップ、美しい歌声。
全部、文句のつけようなく完璧で。
星のようなペンライトに囲まれる3人がとても遠く感じて。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「すごいっすよね。」
ｼﾞﾐﾝ「本当にレベルが違うよね。」
息を呑むほど華麗で、
目が、離せない。
ｼﾞﾐﾝ「テヒョン、急いで！」
「ごめん！」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「誰かそこのブラシとってください！」
『あー、間に合わない！急いで！』
全員「はいっ…！」
メイクの直しや衣装着替えの度に何度か戻ってくるメンバー。
戻ってくる度に表情がキツそうで。
ﾅﾑｼﾞｭﾝ「誰か水追加してもらって！」
「俺行ってきます！」
ファンの前では決して見せない表情に、プロ根性を感じる。
ﾅﾅ「アヤ、表情なくなってきてる。ちゃんとして。」
「はい。ごめんなさい。」
ﾐｵﾘ「ナナ、音程ちょっとぶれる時あるよ。気をつけて。」
ﾅﾅ「ごめん。気をつける。」
肩で息をしながら束の間の休憩をとる3人。
これから3曲ぶっ通しで踊る。
ﾐｵﾘ「よし、行こう。」
.
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年3月29日 11時
