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家に帰れば間一髪。
ギリギリセーフ

2階に上がっている時にママは帰ってきた。
俺が下に降りで時間を稼いでるうちにAは着替えて見事に病人を演じてた。

そのおかげで晩御飯は自室でAは体に優しいものってことで別メニューになってて顔が引きつっていた。


久しぶりにママの2人で食べることになって、やっぱりなるのは進路の話。
進路をいい加減どうするの と聞かれて、今回はちゃんと答えた。

「俺、関西行くこと決めた」

ママ 「そっか。手続きしないとね。
寂しくなるわ〜」

「なんやねん、いい歳して。
パパもAもおるやん。笑」

ママ 「紫耀は紫耀が産まれたときから居たから違うのよ。
離婚する前のときも、シングルマザーのときも、再婚したときも。寂しいに決まってるじゃない」


そう寂しそうに笑いながらAの様子を見てくるとリビングを去った。
Aとはまたちがった寂しさをママは抱えていたんだろう。



戻ってくると、 Aちゃんも寂しがるわね って付け加えた。


「Aはいい子やからな」

ママ 「たまには紫耀もお兄ちゃんなのね。笑
お風呂はいってこよーっと」

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琴里(プロフ) - ささやんさん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2017年11月13日 21時) (レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
ささやん - とても面白いです。これからどんな展開になっていくのか楽しみです。更新頑張ってください。これから応援しています。 (2017年11月13日 0時) (レス) id: 1ae2def1e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴里 | 作成日時:2017年10月22日 7時

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