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聡side
屋上のドアを開けて、俺は頭が真っ白になった。
4人とも、誰も言葉を発さずに、ただ目の前の光景をじっと見つめている。
健人くんと風磨くんの瞳には、怒りと、悲しみがあふれていた。
風「お前何やってんだよ！！」
その声で、屋上の端、つまり柵の目の前でベンチの上に不安定な足で立っていた勝利が振り返った。
勝「…来ないで…」
「え？」
勝「来ないでって言ってるの！」
健「何言ってんだよ！」
「風磨くん、健人くん、一回深呼吸しよ。誰もこの状況をしっかり理解できてないんだから。」
この状態で勝利を追い詰めたら逆に悪い方に行ってしまう。そう思って、声をかけた。
健「…勝利、そこで…何してるの…？」
健人くんの質問の答えを聞くのが怖くて、俺は下を向いて、ギュッと目を瞑った。
勝「…見てわからない？俺はもう…必要ないんだ…」
なんで？なんで急にそんなこと言いだすの？
そう言いたくても、聞くのが怖くて、声が出なかった。
マ「…急にどうしたの？」
まるで俺が言いたかったことを代弁してくれるかのように言ったマリウス。
いや、代弁してくれたとか、そういうのじゃなくて、多分、みんな同じことを考えてたんだと思う。
勝「…別に。俺の問題だから。それに、急じゃないし。」
急じゃないって…それってずっと前からこういうことをしようと考えてたってこと？
「…それって…」
言葉にしようとした瞬間、はっと思いだした。
昨日、勝利から何件もの不在着信が届いてたことを。
1日中仕事で、ずっと出れなくて、「どうせ明日会議の時会うからいっか」って、帰ってすぐ疲れすぎて寝ちゃったことを。
勝「…聡だけだったのに…」
健「え？」
俺のせいだ。俺が勝利を見捨てるような行動をしたから。勝利より自分を優先したから…
「…」
風「…とりあえず、勝利こっち来いよ。」
勝「…」
風「もしお前が今、助けを求めてるなら、俺らはどれだけでも力を貸すし、話だって聞く。それに、俺らはお前がいてくれないと困るんだよ…」
「…そうだよ。俺も何回勝利に助けてもらったか分かんないし、俺だって助けたいんｄ…」
勝「…聡は俺を裏切った！」
風「は？」
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みくる - わああ！更新して下さったんですね。ありがとうございます！ (2020年3月7日 1時) (
レス) id: cca4a2a075 (このIDを非表示/違反報告)
美沙 - 聡ちゃん、パニック障害、辛いと思いますが、頑張ってください。私はいつでも笑顔でいる聡ちゃんの事が大好き、だから病気を1日でも早く治して私が大好きな、聡ちゃんの笑顔を見せてください (2019年7月24日 18時) (レス) id: 3b260c344d (このIDを非表示/違反報告)
美沙 - 勝利くん、辛いと思いますが頑張ってください (2019年7月24日 18時) (レス) id: 3b260c344d (このIDを非表示/違反報告)
美沙 - 更新楽しみにお待ちしております (2019年7月24日 18時) (レス) id: 3b260c344d (このIDを非表示/違反報告)
みくる - 読ませて頂いてます！大変かもしれませんが更新楽しみにしてます！ (2019年5月9日 20時) (レス) id: 353877aad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayataku1011 | 作成日時：2019年5月1日 19時
