【歌い手】シェアハウス。貴方には救うことが…【シェアハウス】

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A＿side




やっぱり、さっき聴いた”ろん”と”くろねこ”は

歌い手さんのことだったみたいで、


『じゃ、じゃあ、凛さんがあの、ろんさん…？』



そ「まあ、そうだね。
簡単に言うと、ここの皆は歌い手やってるよ」


まじですか、


そ「そんなに驚かなくてもｗ」


『あ、声に出てました？！』


そ「出てた。」


やっぱ声に出てたか…

そういえば、他の皆さんの部屋の位置も知っておかないとか、

まあ、後でいいよね、


そ「じゃあ、俺は部屋で作業してるから。
リビング行けば誰かしら居ると思うよ
それと、一ノ瀬呼びよりそらる呼びのほうが嬉しい…」


そういうと手を振りながら一ノ瀬さんは去っていく。

そらるさん、なんだ、一ノ瀬さんは、

確かに、声質そっくりだもんね、

ていうか本人だし。



*


『ふぅ、終わったぁぁ…』


今の時刻は15時。


することがなくて、一応設けてあるベッドに寝っ転がる。

スマホを取り出して、音楽を聞く。

今はまっているのはAfter the Rain。

そらるさんとまふまふさんの二人のユニット。

そらるさんがこのシェアハウスに居るってことは、

まふまふさんも居るのかな…


『ちょっとリビング行ってみよ。』


そうつぶやき階段を静かに降りていく。

まだここの構造よく理解してないから、周りをちらほらと眺めながら。


ｶﾞﾁｬ

リビングのドアを開けると向こうに人影があった。

『あ、』


私が声を発すと、私の声に気づいたのか、

こっちを振り向く。

『えと…』


初対面…？だよね。


さっきのときいなかったし。

じゃあ、あのいなかった3人の中のひとり…？


？「あれ、来るの今日だったの…？」

途端に話しかけられる。

『え、あ、はい。今日から、ここで暮らすことになってて…』


天「へぇ…じゃあ、新入りさんってことか〜。
僕は、天宮翔太。よろしくね。
えっと、確か一条さん、だっけ」


天宮さん、か、

声を聞くに、天月さん、かな？


『あ、一条Aです。
えっと、さっき一ノ瀬さんから聞いたんですけど、
ここの皆さんって歌い手、やってるんですか…？
多分、天宮さんは天月さん、ですよね。』


きっとそうでしょ。

声とか、声とか…天月さんそのものなんだもん

天「お、せいかーい。
今日からよろしくねAちゃん。


…あ。いきなり名前呼びごめんね。」


『いやっ！全然大丈夫です！』

天「そっか、じゃあ僕は部屋に戻るね。」


『はいっ…！』

＿＿＿＿＿＿
そら月いい！！

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