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A_side
ある月の土曜日、
今日、私はこの家から出て、
シェアハウスに行く。
今の時刻は12:30。
約束の時間までは後30分。
『とりあえず、まとめられるものはまとめたし、
忘れ物してもあとでまた来ればいいでしょ?』
一つ一つの部屋を確認していく。
『_______あ。』
これは持っていかないと。
なんで忘れてたの。
『なんでお母さんはこんな綺麗なの置いて逝っちゃったの…?』
このネックレスは、お母さんの形見。
肌身離さず、死ぬ直前までつけていた、
少し濃い目の青色のネックレス。
あの日から、私がお母さんの代わりとして、
肌身離さず持っている。
そのネックレスを首につける。
『よし。
そろそろ行こっかな…』
荷物の最終確認をし、部屋を出る前にぽつり、
”いってきます”
と呟く。
返事なんて来るわけないけど。
*
『______やっぱ、家から結構近いじゃん。』
シェアハウスの外観と周りの景色を見ての、第一声。
これなら忘れ物しても大丈夫でしょ。
ピーンポーン
『あ、あれ…?』
間違えた?
[どなたですか?]
『えっと、今日からここに来ることになっているものなんですが…』
[あぁ!今開けますね、ちょっと待っててください。]
そこで一旦会話は途切れる。
少しすると、玄関の扉が開く。
そこにいたのは整った顔立ちの、
所謂、イケメンて感じの人だった。
?「あ、はじめまして。」
『は、初めまして…』
自己紹介とかした方がいいのかな
?「あ、とりあえず中入っちゃって下さい!」
『あ、はい。』
そんなこんなでリビングなう。
今リビングにいる人は7人、
あれ?10人居るってメールの時来なかったっけ…?
?「あれ?今日二人いないのはメールで来てるけど、
天月くんは…?」
天、月…?
まさかね。
?「あぁ、天月は部屋じゃない?」
?「そうですか、まあ、後できますよね、
じゃあ自己紹介しちゃいましょう!」
その一言で始まった自己紹介。
さっき玄関で迎えてくれた人、メールの人の正体は相川さん、
黒髪のちょっと癖っ毛の人が一ノ瀬さん、
私とおんなじくらいの身長の茶髪っぽい人が高橋さん、
少し赤髪の関西弁?の人が坂田さん、
180はあろう高身長の人が葉月さん、
さっきの人に比べて身長の差が凄い人が響木さん、
少し幼そうな顔の人が五十鈴さん。
それに加えて、後3人居るらしい。
________
文字数…!
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彩描(プロフ) - あさひさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2017年8月13日 21時) (レス) id: 0751691f5b (このIDを非表示/違反報告)
あさひ - 凄く面白いです! 更新がんばってくださいね(^_^)/~ (2017年8月13日 10時) (レス) id: 943a80d106 (このIDを非表示/違反報告)
彩描(プロフ) - たぴおかさん» ありがとうございます…!恐縮です…! (2017年7月31日 15時) (レス) id: 0751691f5b (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか - すごくこのお話好きです。これからも頑張ってください! (2017年7月31日 15時) (レス) id: d73681f465 (このIDを非表示/違反報告)
彩描(プロフ) - whiterabbit(ホワイトラビット)さん» そうなんですよ〜…あの二人だとまふくん二人になっちゃいますからね…wそれと、いつもコメントありがとうございます! (2017年6月9日 17時) (レス) id: 0751691f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩描 | 作成日時:2017年5月24日 20時