HJ side ページ28
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HJ「じゃあAちゃん、次はアレに入ろう」
『……まじ?』
HJ「アトラクション全部乗って、限定のぬいぐるみ貰うんじゃないの?」
『う、もらう、、』
全部のアトラクションに乗って集めたスタンプカードと引き換えに、好きなぬいぐるみを1体貰えるイベントに参加した俺たちは、合法的にAちゃんをお化け屋敷に誘うことに成功。
Aちゃん、意外とこういうの苦手なんだ…かわいい……
って、人のこと言えないんだけど
HJ「…手、繋ぐ?」
『え、なんで!?』
HJ「怖いんじゃないの?中で逸れても知らないよ?」
『ちゃんとついてくもん…』
HJ「そ?」
ほんとは俺が怖いから繋いで欲しかったんだけど、Aちゃんは相当怖いのか俺がビビってることに1ミリも気付いていない。良かった。
HJ「…結構怖かったね〜」
『結構どころじゃないよ……』
入って5歩も歩かないうちに、Aちゃんは俺の右腕をガッチリホールド。
本人はお化け屋敷を出た今もそのままの状態だって事に気づいてないみたい。
IN「あれ?Aヌナ?」
『イエニじゃん!!こんな所で会うなんてねー!』
IN「はい!…そちらの方は、ヌナの彼氏さんですか?」
『違うよ〜、同じクラスのヒョンジンくん』
IN「じゃあ、どうしてずっと腕組んでるんです?」
『……はっ!!!』
Aちゃんは慌てて俺から離れた。そんな明から様にされると少し凹む。
「あ、お化け屋敷から出て来たんですね、怖いですよね〜」と、なんと物分かりの良いイエニくん。
『ヒョンジンくん!こちら、スンミナの弟のアイエンくんだよ!!』
IN「よくイエニって呼ばれてます。ヒョンジニさんよろしくお願いしますね!」
HJ「よろしくね、イエナ」
「友達が向こうで待ってるので〜!」と走り去っていくイエニくん。
スンミンの弟くんか…つまり、
HJ「これでスンミンくんは僕達が今日デートしていたことを知るね」
『あー、まあ。昨日も私達の横で話聞いてたし?』
HJ「ってことは、ハニくんやピリクスくんにも知られちゃうかもね」
『………』
『スンモにカトクしておく…』
俺は噂が広がってくれても全然いいんだけど、ハニくんやピリクスくんは俺達がデートしてたことを知ったら益々アピールに火がつきそう。
Aちゃんが一生懸命ベンチに座ってカトクしてる間に、アイスを買ってきて、少し休憩してまた園内を回ることにした。
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AYAKA(プロフ) - みことさん» みこと様🍀コメントありがとうございます!レス遅れてしまって申し訳ありません…とても励みになります!これからも、お楽しみ頂ければ幸いです◎ (2022年1月14日 21時) (レス) id: c72fd4a5b2 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 主様の小説初見だったのですがすごく面白いです♡♡更新を楽しみにしています∩^ω^∩ (2022年1月4日 3時) (レス) @page46 id: b83e3471d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYAKA | 作成日時:2021年8月11日 3時