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CB「そういえば、教室出てくる時、3人くらいこっちを見てる視線を感じたんだけど…俺連れ出して平気だった?」


3人?……あぁ、ハニピリにヒョンジンくんね


『それなら大丈夫です、いつものことですから』

CB「あ、そ?」






チャンビニオッパと話してるうちに、リノオッパの待つ中庭に着いた。



LK「おー来たか、A」

『ええはい、仰せのままに』

LK「じゃ、やるよー」

『はあ』



一緒にお世話をしてわかったけど、リノオッパは意外と優しいところがあるというか….

私の制服の裾が落ちてきたら腕まくりしてくれたり、重いものは全部オッパが持ってくれたり。

不覚にもドキッとしてしまった。



『ってあれ?チャンビニオッパは?』

LK「…だからさ、Aは俺と二人がそんなに不満なの?」

『そうじゃなくて、さっきまで一緒にいたのに』

LK「チャンビニならゴミ捨てに行ってくれたよ」

『そんなの私が行くのに』

LK「ねえ」

『っ、はい』



リノオッパの隣を離れようとしたら、突然掴まれた左腕。



LK「お前、好きなヤツとかいんの?」

『え?』

LK「そんな性格だから、苦労してるんだろうなーと思ってさ」

『…オッパには関係ないじゃないですか』

LK「あるよ!…大事なここのお世話係なんだから、」

『はあ…スニ、ドゥンイ、ドリがいなかったら、絶対に出会わなかったですよね、私達』

LK「なんでそんなこと言うの」

『そんなこと言わせてるのはオッパじゃないですか』

LK「そんなこと言ってないだろ?」

『言ってるもん』

CB「ちょいちょいちょい、ストーーーップ!」



チャンビニオッパが帰って来なかったら、多分私たちはこのまま言い合いになってた。

だって、リノオッパが意地悪ばっかり言うんだもん。

悔しいけど、何故か目に涙が浮かんで、こぼれ落ちない様に必死に堪えた。

リノオッパに泣き顔見られるなんて一生の不覚。



LK「…俺、ずっと前からAのこと知ってたけど?」

『え?』

LK「だからこうして、ここに呼び出してるんじゃん」

『それはスニ、ドゥンイ、ドリのお世話をして欲しいからじゃないの?』

LK「違うよ、俺はAと一緒にいられるきっかけが欲しくて…」

『なにそれ、ずるい』



我慢していた涙がポロポロ溢れてきた。

そして気付けば、リノオッパの胸の中に収まっていた。





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AYAKA(プロフ) - みことさん» みこと様🍀コメントありがとうございます!レス遅れてしまって申し訳ありません…とても励みになります!これからも、お楽しみ頂ければ幸いです◎ (2022年1月14日 21時) (レス) id: c72fd4a5b2 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 主様の小説初見だったのですがすごく面白いです♡♡更新を楽しみにしています∩^ω^∩ (2022年1月4日 3時) (レス) @page46 id: b83e3471d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AYAKA | 作成日時:2021年8月11日 3時

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