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『……私、ずっとリノオッパにイジワルされてるのかと思ってました』
LK「俺そんな性格悪くみえる?笑」
『はい』
LK「即答されると傷つくんだけど」
『すんません』
今はスニ、ドゥンイ、ドリ達に囲まれながら、リノオッパと肩を並べて芝生に腰を下ろしている。
私がオッパの胸の中で泣いている間に、チャンビニオッパは先に帰ってしまったらしい。
まあ、そりゃそうだよね、気まずいよね……
『チャンビニオッパに悪いことしたなぁ』
LK「まーーたお前はチャンビナの名前出して」
『だってそうじゃないですか、勝手に泣いてリノオッパにハグされて…』
ここまで言って恥ずかしくなった。
いま絶対、私の顔真っ赤。。
LK「…ふーん」
『なんですか』
LK「さっきから強がってるけど、本当お前って可愛いところあるよね」
『…』
LK「ま、黙ってたらの話だけど」
『やっぱりイジワルだ』
LK「ハハ」
なんでさっき泣いてしまったのか、自分でも分からない。
単純にオッパに言い負かされるのが悔しかったんだと思うけど、ハグされたせいか、どうしてもオッパの顔がうまく見れない。
LK「今、Aが考えてること、当てていい?」
『…当てられるもんなら、どうぞ』
LK「今度こそ本気でオッパに惚れちゃいそうだな〜」
『………』
LK「黙ってたら分かんないんだけど笑」
『…もし、正解って言ったら、なにかあるんですか』
LK「んー……じゃあねぇ」
リノオッパがくるっと私の方に体を向けて座り直す。
私もその反動で顔を上げ、オッパと目が合った。
LK「改めてこう、目を見て話すのは恥ずかしいんだけど…」
LK「俺といつでも一緒にいられる魔法をかけてあげるよ」
『はい?』
また突拍子のないことを、と思った瞬間に目の前が真っ暗になった。
と、次の瞬間、私の唇に柔らかいモノが当たった__
いま、私、オッパにキス、された、、?
LK「はい、もうこれでAは俺のことしか考えられなくなるよ」
『………』
LK「ね?」
『は、はあ!?!?』
そんな可愛く首を傾げてうるうるした目で見られても!!
わ、わたしのファーストキスが!!!
LK「え、うれしくなかった?」
LK「てっきり俺の気持ちに答えてくれたのかと」
『………(絶句)』
LK「へへっ」
『やだ、リノオッパのばか!!』
LK「ちょっと、A!」
私はオッパから逃げるように家まで走り続けた___
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AYAKA(プロフ) - みことさん» みこと様🍀コメントありがとうございます!レス遅れてしまって申し訳ありません…とても励みになります!これからも、お楽しみ頂ければ幸いです◎ (2022年1月14日 21時) (レス) id: c72fd4a5b2 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 主様の小説初見だったのですがすごく面白いです♡♡更新を楽しみにしています∩^ω^∩ (2022年1月4日 3時) (レス) @page46 id: b83e3471d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYAKA | 作成日時:2021年8月11日 3時