好きです！！

『出発進行』 ページ6

貴女side

『江戸行ってくる!』ﾀﾞｯ

そういって私はキャリーバッグをガラガラ言わせながら走る

?「えっ姐(あね)さん!!?」

『今の私は誰にも止められないよ!!ヒャッホー!!』←

長い廊下を走り続ければ玄関が見えた

『このまま突っ切ってやるー!!』ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

門を抜けると道の両脇に竹や木がたくさん生えていた

ちゃんと見たのは初めてかもしれない(今もちゃんと見ていないけど←)

ここは森の奥のようなのでとりあえず駅まで行くバスを探しつつ、だんだん走るペースを落としていく

『たしかこの前車に乗ってる時にバス停あったしそれかなぁ…?…おっ、バス停みっけ!』

えっと、時刻表見るんだよね?
あっもう来るじゃん!

?「姐さーんｯｯｯ」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

『え"っ』

ここまで走ってきたの?!

あっ、バス来た!

『乗りまーす!』

運転手さん「どうぞ、あの兄ちゃんはどうするんだい?お嬢ちゃんのこと追いかけてるけど」

『あー、無視して出発してください』

厄介な兄弟か元カノから逃げて来たのかと解釈したのかバスをすぐに発車させる

初めて使うス●カをかざす時

運転手さん「これから大変かもしれないけど頑張るんだよ」

と応援してくれた

誤解だよ運転手さん…でもありがとう…

あと少しのところで間に合わなかった龍(りゅう)が泣いているのが座席から見えた

龍「姐さぁん…」ｸﾞｽｯ

ごめんね…でもどうしても一人で何かをしてみたいんだ…

だから…



私のために犠牲になってね♡((

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