桃の節句【弥生】 ページ6
さて、そろそろ雪もなくなってまいりました如月の事。
月光は、毎年雪が溶けていく様を残念そうに眺めておりましたが、同時に桜が咲くのを心待ちにしておりました。
弥生、桃の節句の季節でございますね。
貴方様の時代でいう【ひな祭り】でございます。
かわいいかわいい
しかし、例の少女は月のものが来たことで、着飾られる側から、着飾る側へ移ることになりました。
月光が、毎年この弥生の月を楽しみにしていたのは、美しく着飾った彼女と、桜を見るのが好きだったからでしょう。
その時は酷くふてくされておりましたな。
そして、森の社に引き込もって・・・・・・いやぁ、まだまだ月光は子どもでしたな。
若いともいいますなぁ・・・・・・
引き込もって社から出てこない月光を出すのは簡単でしたぞ?
彼女も着飾ればよいのですから。
心なしか、村の子どもたちの方が理解が及んでいて、これでは、どちらが年上かわかりませんな・・・・・・
月光は、狐たちの世界から取り入れた、雅な紅の着物を着た彼女を、大層気に入っておりました。
『我が着ているのと、同じだ! お揃いだ!』
そう言いながら、彼女の手を取ってくるくると桜吹雪の中で、振り袖を振り回して遊ぶのです。
毎年同じことをしているのに、月光が飽きないのは、今思えば思いを寄せていたんでしょうなぁ・・・・・・
しかし、月光はそれに気づく様子など全くありませんでした。
あの子は、やっぱり幼すぎました故に──
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リリー(プロフ) - ルヴァンネさん» 返信遅れました...ふ、フロチャでもう一回ですか!?あ、ありがとうございます!楽しみに待ってます! (2019年11月1日 19時) (レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルヴァンネ(プロフ) - リリーさん» これはあくまでプロローグ扱いなので、貴方様のリクエストはフロチャで再度消化させてください・・・こちらは夢主表現も曖昧なので・・・ (2019年10月20日 20時) (レス) id: c124615dbe (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - わあああああぁぁぁぁありがとうございますうううううぅぅ!!!リクエストお答えしていただいて、ありがとうございました!(*^^*) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルヴァ子 | 作成日時:2019年10月20日 18時