沖田総悟に喧嘩を売るのは人魚姫２

１５！！ ページ16

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私の様子を見てくれていたようだけど、二人には部屋をでてってもらって私は冷静になれるようにゆっくりと再び布団の中に入った




とりあえず隊長の命に別条はない。あんなに深く刺されてたのに普通に会話できてた
だけど、左手はやっぱり動かせてない







今真選組にあのことを本当に言ってもいいのか？
このまま真選組を巻き込んでしまったら・・・沖田隊長は万全じゃないし、もしもお祖母様がとんでもない作戦を練っていたら大きな打撃を受けることになる






一体どうすればいいのかな。





とりあえず今の段階では母上にメールを入れておこう




”こんばんは。母上、何かお変わりはありませんか？”









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”今忙しいのでまたあとでメールします”


そう返信がきてそれから三日たっても、母上からの連絡はない。



私を不安にさせないようにお祖母様が逃亡したことを隠しているのかもしれない。


不安は募るばかり。いつお祖母様が動くかわからないし、江戸で事件があるたびにみんなが出ていくと私は心臓が張り裂けそうになる。





自然と口数も減ってきて、隊長は不気味そうに私を見てきた



沖「お前、なんで最近そんな静かなんでィ」




『疲れが溜まりに溜まったせいです。

隊長は？肩はどうですか？』



沖「大したことねぇよ」



だけど、まだ動かせてないみたいで、隊長は内勤を強いられている




沖「なぁ、ゼリー作ろうぜ」



『・・・はい？』



沖「近藤さんが大量に夏みかんもらってきたんでィ。ゼリーくいてぇ気分だから作れ」






私を庇ったせいで怪我した肩を見て断れるはずがない。


ちょうど女中の仕事も終わらせていたし、私は隊長とゼリーを作ることにした。

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