沖田総悟に喧嘩を売るのは人魚姫２

１０！ ページ11

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お祖母様は私を古い家に招き入れた。

生活感があり、どうやらここはお祖母様が使っている所らしい




恐怖しかないけど、とりあえずいい孫を演じなければいけないと脳が信号を送っている



ば「・・・A、わたくしがなぜここにいるのか分かるかしら？」




『父上と母上が解放してくれたから・・ですかね？』



ば「いいえ、違うわ。


逃亡してきたのよ」




！！！逃亡！？


ってことは今宮殿は大変なことになってるはずじゃ・・・



ば「兵の中に私の支持者が４人いてね、其奴らに手助けをしてもらった。


この世界を変えるために」




『お、お祖母様・・・もしかして女王の座を狙っておられるのですか？』


ば「そうよ、私を引きずり下ろしたバカ息子と嫁を懲らしめて私が女王になるの」



『！！！光栄ですお祖母様！！！！』




お祖母様が女王！？冗談じゃない・・・あんな政治、もうこりごりだよ・・。


ば「まさかあなたが私の味方でいてくれてたなんて。
・・・私が女王になるのは本当に賛成するのかしら？」


探るような目つきで私を見つめるお祖母様。だけどここで失敗したらとんでもないことになると想像がつく。



『お祖母様、私は今の人魚界のあり方が気に入りません。私は姫ですが、お祖母様のような力も行動力もありません・・・だから、全てをお祖母様にお任せしたい』



ば「おっほほほほ！！それでこそ私の孫だわ！！
ならあなたは女王の座はいらないのね？姫のままでいいのね？」



『当たり前です！私、お祖母様の力になりたい！！！』






そして私はお祖母様の計画を知ることとなった。





一橋派と手を組み、今の将軍を殺しこの世界を乗っ取ること。
人魚族をより繁栄させること。


先ほどの浪士は、一橋派に手を貸している攘夷浪士の一人なのだそう。





とんでもない計画を聞いてしまった私は、もう後戻りできない状況になっていた




そして私は聞かれた。


今、何の仕事をしているのかと






ここで嘘をついても、いずれ絶対にバレるため正直に言うことにした



『真選組の女中をやっています』



ば「っ！！まぁ！本当に運がいいわ！！オホホホ！」

嬉しそうに高笑いするお祖母様、私は嫌な予感しかしなかった




ば「真選組の内部事情を教えてちょうだい。


真選組は私たちの計画には邪魔な存在だわ」

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