沖田総悟に喧嘩を売るのは人魚姫２

７！！ ページ8

.

.


.


急にチョコレートと海が恋しくなり、コンビニに入ってチョコレートアイスを買って食べたあと、この前の港までやって来た





まだ、瓦礫は少し残っているが大分片付いたみたいだ。




周りに人がいないことを確認し、私は海へダイブした

海の中は、月明かりが綺麗に差し込んで、とても綺麗だ



久しぶりに自由に泳げることに喜びを感じ、人がいないのをいいことに、思いっきり水の上へジャンプした。



水の中と外をジャンプして出たり入ったりすることがお気に入り。

イルカのジャンプを小さい頃は真似して練習してた。


その頃は、お祖母様も捕まって平和が戻って、父上と海に遊びに行ってたっけ






「おいそこの不良人魚」

『へ？』


空中にでた瞬間聞こえた声に、私は体のバランスを崩し、着水に失敗し思いっきり海面に背中を打ち付けた






沖「だっせェ」




水面下から顔を出せば、動画をとっているのか、携帯を構えている沖田隊長を発見
した。


私は陸の方へ戻って、隊長に水をかける



『隊長のせいで背中打ちました！』


沖「あんなジャンプしてっから注意してやったんでィ。人が来たらどうするつもりだ」




『ちゃんと確認しましたよ』


沖「現に俺に気づかずジャンプしてただろうが」


『・・・それより、隊長はなんでここに？』



沖「見廻りついでに見に来てやったんでィ。
つーかマジでお前ヒレあんだな」


しゃがんで見下ろす隊長。

この前も見たのにまだ信じられないらしい



沖「その胸当て、外せんの？」


『外せますけど？』



沖「着てた着物は？」



『陸に上がって人間に戻れば自然と着てます』



沖「ありえねぇ」



『へへ、すごいでしょ？』


得意げに笑えば、ふーんと返してあたりを見渡す。



ドSのくせに周りを気にしてくれてる心遣いがちょっとだけ嬉しい。

８！！→←６！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す