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第九十四話 ページ46

仕事中、私の携帯には100件以上ものメールが来ていた。


それは全部同じ人から。本当に気持ち悪くて私は助けを求めるべくすぐに万事屋に向かった。









.
.



銀「この前も世間を騒がせた有名人じゃないっすかー。いらっしゃーい」


『嫌味ですかー?』


万事屋にはいれば相変わらず家事をしている新八くんとダラダラしている二人がいて、
全くここは変わっていないようだった


お茶を出してもらったあと、早速話を聞いてもらおうと心の準備をした時、
私の携帯が鳴り響いた






仕事は終わったはずなのに誰からだろうと気になりちらっと見ると、画面に非通知と表示されていた


まさかと思い、私は電話に出た


『もしもし』



「ストーカーの件、万事屋に相談しちゃうの?」



声を変えているのか、ものすごく濁った高い声が聞こえて来た。



「君のカバンに盗聴器つけたからわかるんだよねー。あの坂田銀時って人、Aちゃんに嫌味言って感じ悪いなー」



盗聴器・・?


カバンをよく見て見ると、ポケットの部分に黒い小さな四角い機械が入っていて私は血の気が引くのがわかった

「大丈夫、君に危害は加えない。

でもね、もし俺のことを他人に話せば今から万事屋爆破させちゃうよ?いいの?」



『・・っは?ちょっとま』


「そうだ、嘘じゃないこと今から証明してあげる
行くよー、せーの」


その掛け声のあと、電話越しから爆破の音がして私は動けなくなった。



銀「おーい、どうした?仕事の電話か?」


「ほら、万事屋も今から爆破させちゃうけどいい?
嫌なら早く出なさい。このことは俺と君の二人だけの秘密だ。


君が俺の正体がわかった時、君に触れるよ。それまで俺は我慢する」





わけのわからないことを言って切られた電話。





爆破の音は偽物なのか本当なのかわからない。

一体この男が何をしたいのかわからない。


なんで私が

神「なぁA?大丈夫アルか?」



神楽ちゃんの声にハッとして私は携帯をしまい、笑顔を向けた



『ごめん、依頼はまた今度にする!今から急遽お仕事入っちゃった!』


新「え?そうなんですか?」


銀「・・・大変だねぇ有名人は。」



『っまぁね。あ、そうだ!これお土産持って来てたんだった』


私はカバンの中から今日入っていた写真を出し、それに加えて急いでペンで写真の裏にメモを残し笑顔のまま万事屋を出た。


”真選組言ったら慰謝料一億。

助けて”



盗聴器があるならメモでいい。

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kanna(プロフ) - 文章中のSNSのコメントにセンスを感じました…!めっちゃ好きです!応援してます! (2018年9月30日 19時) (レス) id: feab512cff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 今まで読んだ小説の中で一番好きです!頑張って下さい (2018年9月6日 15時) (レス) id: e9ed424476 (このIDを非表示/違反報告)
西島 希依(プロフ) - 1話から70話まで一気に読みましたが、すごく面白くて大好きになり!更新楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2018年9月5日 22時) (レス) id: 1be59f6fd6 (このIDを非表示/違反報告)
- ほんとこの作品大好きです!更新頑張ってくださいぃぃぃ!!! (2018年9月4日 23時) (レス) id: 60ade2f7bb (このIDを非表示/違反報告)
エレーヌ(プロフ) - ルートさん» ありがとうございます!気に入っていただけて嬉しいです。更新頑張ります! (2018年9月4日 17時) (レス) id: a19c0604ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エレーナ | 作成日時:2018年9月4日 1時

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