一番隊隊長VSクールビューティー芸能人２

第七十九話 ページ31

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土方さんたちが私に危険がないと判断し、護衛が終わった。




だけど、その数日後、私の携帯に奇妙なメールが入っていた




”君は俺だけのもの”





迷惑メールなのか、それとも本当に私宛なのかわからないがすごく君が悪い。

だけどもし私にトラブルが起きそうだったらお母さんは言ってくれるし、気にしないことにした。









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今日はお昼の生情報番組に出演する。

情報番組のコーナーで、テロについてのテーマ。
巻き込まれたってことで私に出演のオファーがきた。、
今世間では私の熱愛で盛り上がってるし、生番組は避けたいけど、でも、結構真面目な番組なので引き受けてみた









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土方side





食堂で飯を食っていると聞き慣れた声がテレビから聞こえてきた。


目を向ければ、柏木の姿。昼の情報番組に出演中らしい。



”真選組とテロ組織”なんてボードが出されて、過激攘夷浪士と穏健派の違いや、幕府の成り立ち、真選組についてなどを解説している男と、柏木含め、６人くらいがその話を聞いている



沖「俺たちの何を知ってこいつは喋ってんでしょうねィ」


そばを食いながらぼそりと呟く総悟。





「真選組は私たちの住む江戸を守ってくれている組織。ですが・・・人斬り集団などと物騒な呼び名で知られていますね」


その解説に柏木以外がわざとらしく、へぇーなんて答える。



柏木は顔をしかめている。


それアウトだろ、と言いたい



「まぁそこで、実際に真選組と？ふかーく関わり合いのあるゲストの柏木さんに聞きたいんですが実際に真選組に助けられてどういう印象でしたか？」


その質問もアウトだろ



『・・・人斬り集団なんて名前似合わないほどみなさん優しくて仕事熱心です』




「言ってくれるなーAちゃん」とうちの隊士は嬉しそうにテレビを眺めて、うちの大将の近藤さんもご満悦だ


「え？優しい？それは柏木さん相手だからじゃないですか？
だってあの鬼の副長なんてものすごい威圧的ですよね？」

喧嘩売ってんのかこいつ


「それに、いくら攘夷浪士だからって皆殺しにする必要はないですよね？
えー柏木さんと噂されてるあの沖田総悟さん？あの人なんてとんでもない。最年少にして大量に殺してるそうじゃないですか。あの鬼のような方々のおかげでこの江戸は治安がいいと考えると少し複雑ですねー」



好き勝手いうこの解説者に他の共演者も苦笑い。柏木に至ってはものすげぇ表情になってる。

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