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第六十六話 ページ17

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沖田side




やっと家族が帰ったところで、俺は柏木の病室に向かった。

おそらくまだ土方さんは残ってる。


病室の扉に手をかけた時、中から土方さんが姉上の名前を言っているのが聞こえた


思わず手を引っ込めて、耳を近づける







土「総悟にとってミツバは全てだった。

だからだ。あんなにキレたのは。嫉妬してたんだよ、お前が見えることにな」



『沖田って・・・シスコン・・・?』


土「超がつくほどな」


『そっか。なら本当に謝らなきゃ。
私、沖田と仲直りしたい。だから土方さん連れて来て』


土「は?自分で呼び出せばいいだろ」


『嫌だよ!お前の顔見るの嫌だとか言われもん!とりあえず連れて来て!!』


土「いでっお前、叩くな!」


痴話喧嘩に聞こえるこの会話に早く終止符を打ちたくて、俺は思いっきり扉を開けた。





俺の登場に、わかりやすく顔を背ける柏木に腹が立つ


沖「土方さん、出てってくだせェ」

土「・・・ほどほどにな」


『ま、待って土方さん置いてかないで!』


土方さんはその助けを無視し、病室を出て行った。

シーンとなる病室。何も喋ろうとしない柏木にイラついて
俺から口を開いた

沖「・・・土方さんの言った通り、テメェだけが姉上と会えたのがムカついた。
そんでまだ姉上が土方さんに惚れてるのが超ムカついた。それでキレた。悪かったな。はい次お前」


『っえ。あ、え!?惚れてるって・・・相手土方さんだったの!?』


あのマヨラーそこは話してなかったのかよ。つくづく嫌な野郎だ。何してもムカつく死ね



『あの、私こそごめんなさい。もっと考えて話せばよかった。

それから、ここまで運んで来てくれてありがとう』



沖「素直に礼言えるようになったなお前。偉い偉い」


『・・すぐ調子乗るなバカ』


やっといつものような悪態が出て来たところで
俺は椅子に座ってテレビをつけた




この時間帯はほとんどニュース。
どこの番組も今日あったライブのことを取り上げていた


『っやば。そういえばマネさんたちは?』



沖「まだ別の病室にいる。心配すんな」




いつも自分は後回しだよなこいつ。

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kanna(プロフ) - 文章中のSNSのコメントにセンスを感じました…!めっちゃ好きです!応援してます! (2018年9月30日 19時) (レス) id: feab512cff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 今まで読んだ小説の中で一番好きです!頑張って下さい (2018年9月6日 15時) (レス) id: e9ed424476 (このIDを非表示/違反報告)
西島 希依(プロフ) - 1話から70話まで一気に読みましたが、すごく面白くて大好きになり!更新楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2018年9月5日 22時) (レス) id: 1be59f6fd6 (このIDを非表示/違反報告)
- ほんとこの作品大好きです!更新頑張ってくださいぃぃぃ!!! (2018年9月4日 23時) (レス) id: 60ade2f7bb (このIDを非表示/違反報告)
エレーヌ(プロフ) - ルートさん» ありがとうございます!気に入っていただけて嬉しいです。更新頑張ります! (2018年9月4日 17時) (レス) id: a19c0604ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エレーナ | 作成日時:2018年9月4日 1時

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