一番隊隊長VSクールビューティー芸能人２

第六十一話 ページ12

沖田side



柏木の電話から３０分後、江戸城付近に潜伏し、爆弾を仕掛けていた攘夷浪士を４見廻りをしていた５番隊隊士が取り押さえた



１番隊、６番隊がそこらじゅうを捜索しているが爆発物は見つかっていない



だが、土方さんが鬼の実力を見せてくれたおかげで攘夷浪士は口を割った。




本当の狙いは、大江戸アリーナ。そう呟いた








沖「大江戸アリーナ・・どっかで聞いたことあんな」



土「バカお前柏木が今ライブやってるところだろうが！！！
やべえあそこキャパどれくらいだ！」



「あそこは約五万人です！」

山「今、連絡をとってますが、全く応答がありません！」


近「だが今生中継でライブ放送してるよな？
どうして連絡が取れないんだ」



土「特殊な機械でおそらく外からの電波を届かなくしてんだ

とりあえずアリーナ向かうぞ！！」




こっからパトカーを飛ばしても２０分はかかる。



あそこが爆破されたらひとたまりもない。５万人に影響とか過去最悪じゃねぇか。




あいつ、なにかしら感じ取ってねぇのかよ。違和感に気づけ、頼むから。

違和感に気づいて、逃げろ









そう願うしかない自分に腹がたつ。



どうして柏木のライブ会場を狙ってんだ。もし何かわかっていたら未然に防げたかもしれねぇ







土「総員に告ぐ。とにかく早くアリーナに急げ。


ステージに浪士が現れた」



パトカーのスピーカーから聞こえた土方さんの声に、運転している山崎が声をあげた




俺は急いでパトカーに常備されているタブレットを開いてTVに繋ぐ









そこで映ったのはステージ上で刀を構える攘夷浪士。
この顔は書類で見たことがある



狙いは柏木ってことか



「お、随分と余裕そうだね？」



「やっぱその声たまらネェな？

君の叫び声、聞いてみたいんだよなー。なぁ親分、もうやるぜ？」





浪士が柏木に斬りかかる。


俺は最悪の事態を予想したが、俺の予想を上回る行動にでた柏木







『警察をなめてもらっては困ります。
どこからでもかかってきなさい』



マイクスタンドを刀がわりに次々と浪士を倒していく。



完璧だ。俺が教えたこと全てを実践して、刀を振り落としていく。







山「隊長、着きました！！！！！」




俺はタブレットを片手に急いでアリーナの中に向かった









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