第六十話 ページ11
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開演して50分、私は5曲くらい歌い終わって今はゲストのアーティストがパフォーマンスをしている。
休憩時間は5分。その間に私は近藤さんの携帯に電話をかけてみるが出ない。
もしかしたら阻止できたのか、それとも私の単なる夢だったのか。
江戸城から大江戸アリーナは結構な距離がある、だから巻き込まれる心配はなさそうだ。
みんな無事だといいな
「Aさーん、そろそろ時間です、スタンバイお願いします!!」
『はーい!』
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また大きなステージに出れば、目の前はたくさんのペンライト。
女性男性バランスの取れた歓声が響き渡る。
曲が流れ始めて、私はステージの先頭に移動していく。
そして前奏が終わりマイクを口に持っていき、歌い始めようとした時だった
突然、音楽が止まり、薄暗かった会場が一気に明るくなった。
こんな演出はプランにはない。
スタッフに確認をしようとステージの横を向いた。しかしそこにはスタッフはおらず、別の人たちが立っていた
「ヤァ、こんにちは」
マイクを持った知らない人物が話し始会場はざわつくが、何かの演出だと思っていてあまりパニックにはなっていない。
だけど私はパニックだ
だって明らかに危険人物だもんこの人たち
腰に刀刺してるし
「これ、全国放送でしょ?
みなさーん見てますか?今から素敵なショーが始まりますよー」
不気味な笑みを浮かべながら男3人は刀を抜いた。
これ、もしかしたらあの予知夢に関係してるかもしれない。
スタッフは一体なにしてるの?もしかしてみんな何かされた?
ここで私が騒ぎ立てれば、ファンの人がパニックになって怪我人が出る。
私は、ドラマで使っていたセリフを思い出し、マイクを通して男三人と会話を始める
『一体ここに何の用ですか。悪童ども』
「お、随分と余裕そうだね?」
「やっぱその声たまらネェな?
君の叫び声、聞いてみたいんだよなー。なぁ親分、もうやるぜ?」
一人の男が刀を向けて走ってきた。
パニックだけど、ここは演出だと思わせないと。
そう思いマイクスタンドを手にとって私はその男の刀を弾き飛ばした
「なにっ!」
『警察をなめてもらっては困ります。
どこからでもかかってきなさい』
ファンの人は絶対に演出だと思ってる
沖田の姿を頭に浮かべながら、私は習ったこと全てを使って向かってくる男に立ち向かった
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kanna(プロフ) - 文章中のSNSのコメントにセンスを感じました…!めっちゃ好きです!応援してます! (2018年9月30日 19時) (レス) id: feab512cff (このIDを非表示/違反報告)
綺(プロフ) - 今まで読んだ小説の中で一番好きです!頑張って下さい (2018年9月6日 15時) (レス) id: e9ed424476 (このIDを非表示/違反報告)
西島 希依(プロフ) - 1話から70話まで一気に読みましたが、すごく面白くて大好きになり!更新楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2018年9月5日 22時) (レス) id: 1be59f6fd6 (このIDを非表示/違反報告)
濰 - ほんとこの作品大好きです!更新頑張ってくださいぃぃぃ!!! (2018年9月4日 23時) (レス) id: 60ade2f7bb (このIDを非表示/違反報告)
エレーヌ(プロフ) - ルートさん» ありがとうございます!気に入っていただけて嬉しいです。更新頑張ります! (2018年9月4日 17時) (レス) id: a19c0604ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エレーナ | 作成日時:2018年9月4日 1時