カマナ ページ20
学校も無事終わり、夏目と急いで家に帰る。
すると、もう玄関先には朝の妖がいた。
｢夏目様に穂ノ目様。お待ちしておりました。申し遅れましたが、私はカマナといいます。｣
『よろしく。カマナ。準備してくるから、少し待ってて！』
｢じゃあ、俺の家に入ろう。穂ノ目も後で来てくれ。｣
『了解。』
カマナは額に角がなければ、一見人間にも見えるような妖。
とても綺麗な黒髪に、黒い瞳。そして色白の肌。とても人間地味た感じだ。
私も最初は、危うく人間と間違うところだった。
『よしっ。準備OK。』
｢どこか行くのか？俺も行くぞ？｣
『ああ。助かるよ颯魔。』
制服から動きやすいパーカーへと着替え終えると、颯魔から声がかかった。
颯魔がいてくれるなら、心強いね。
｢穂ノ目様ー！！私も行きます！連れて行ってください！！｣
『お、落ち着いて紫水！ご飯とかどうするのよ。』
｢あー……｣
全く……。着いて来てくれるのはありがたいけど、家事とかがね…。
｢それなら私がやっとくから、あんた達は行ってきな。Aも、そっちのが仕事捗るだろ？｣
『蒼葉…。ありがとう！』
本当、昔っから蒼葉には頭が上がらないなぁ。
『行ってきます。』
｢無茶だけはよしなよ。｣
それから三人で夏目の家に行く。
夏目の家からは、とても優しそうな人が出てきて家にあげてくれた。
『夏目、カマナ。お待たせ。』
｢あれ。紫水達も一緒なのか。｣
｢私達もご一緒させていただきますね。｣
｢二人がいれば心強いな。｣
それからカマナに、ある程度森で起きていることを聞いた。
カマナの森は、とても綺麗な場所らしい。
でも、そこにある時左銀という妖が現れてからというものの、その森は荒れてしまったという。
森にいた妖達も滅多に顔を出さなくなり、賑やかだった森は、とても寂しくなってしまったと悲しそうにカマナは語る。
『大丈夫だよ。カマナ。絶対元の森に戻してみせるから。』
｢ああ。俺たちに任せてくれ。｣
｢ありがとうございます！夏目様！穂ノ目様！｣
それからカマナの森へと移動するため、夏目の家を後にする。
夏目には、優しいそうな人がいてちょっと羨ましい。
『じゃ、今日は颯魔に移動お願いするよ。森のことは詳しいしね。』
｢ああ。任せてくれ！｣
大きな烏に変化した颯魔の背に夏目やカマナと共に乗る。
ニャンコ先生と紫水は猫の姿で私と夏目の方に肩にいる。
さあ。カマナやその他の妖を助けに行こう。
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世界の髪飾り(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます！私も映画見てきました！父と母と3人で行きました！普段アニメを見ない母が見てみたいって言ってくれてすごく嬉しかったです！劇場でも夏目友人帳の世界を感じることができて感動しました！ (2018年10月10日 20時) (
レス) id: d6ecaec723 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - はじめまして！とても読みやすくて雰囲気もとっても好きです！これからも楽しみにしています！これからの更新もお待ちしております！ (2018年9月20日 14時) (レス) id: 3cecd56ad6 (このIDを非表示/違反報告)
夏目大好きヤンデレ探偵 - とても続きが気になる (2018年8月17日 22時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 支葵美乃さん» わざわざコメント、ありがとうございます。オリフラ外したと思っていたので、指摘して頂きありがとうございます！ (2018年5月24日 15時) (レス) id: 4ffe17b14f (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - 夏目友人帳、大好きなので読んでいてとても楽しかったです！更新、頑張って下さい！！あと、オリフラ外した方が良いと思います…。 (2018年5月24日 15時) (レス) id: 48e064e18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍夜 | 作成日時：2018年5月23日 23時
