いや増えすぎだろ ページ18
次の日、またあのテスト勉強が始まった。
唯一違う点と言えば___
「さらに頑張って増えてみました。さぁ、授業開始です。」
___この量だろうか。
残像もかなり雑になっていて、別なキャラクターになっている。
いやいやいや……先生それぐらいにしとけって。危ねぇって…。怒られるだけじゃすみやしませんぜ…?
私が一人ヒヤヒヤしているとは露知らず、目の前のタコは次々私に教えていく。
「…どうしたの殺せんせー?なんか気合入りすぎじゃない?」
「んん?そんな事ないですよ?」
……まあ大方、昨日の理事長での件が関与しているんだろうねィ。
教えてくれるペースも早いし、有難いは有難いんだがな。
だが、授業が終わった頃には先生はかなりバテていた。
『…たこ焼き…。』
「ちょっ、誰ですかたこ焼きって言ったの!?」
湯気が上がっているおかげで、尚更たこ焼きだなと思っちまったから、つい言葉に出ちまった。
『てへぺろ。』
「そんな真顔の棒読みでてへぺろって言う奴、初めて見たよ。」
『私がそんな事本気で言うと思いやすかい?寒気がすらァ。』
業とそんな話をしている中で、皆と殺せんせーの話が耳に入ってくる。
百億あれば人生バラ色。
まあそれはそうだろう。
だが、それだけではこの負け犬なまま。
ただ金だけ持って、それを持て余してる奴になるだろう。
このクラスは、とても諦めが早い。
こんなんじゃ、殺せるもんも殺せやしねぇよ。
「なるほど。よくわかりました。今の君達には…暗殺者の資格がありませんねぇ。
全員校庭へ出なさい。烏丸先生とイリーナ先生も呼んで下さい。」
そう言って教室を出ていく殺せんせー。
……なんで怒っているのかもわかりゃしねぇだろうよ。今の皆じゃ。
私達が大人しく校庭へ出ると、殺せんせーはゴールを退けたりと、校庭を少し片付け始めた。
それから先生はイリーナ先生、烏丸先生に質問を投げかけていく。
プランも攻撃も、大事なのは次の動き、予測だ。
そんなのは当たり前の事。
「では最後に鬼山さん。あなたはお二人の話を聞いて、どう思いましたか?」
『真選組でも、その策が上手くいくなんてことはあまり無い。だがそれでも、迅速に動かなきゃならない。
そして攻撃は、強い相手ほど次の攻撃が大事になってくる。
二人が言っていることは最もですぜ。
そしてそれは、この場にいる全員に今必要なものだ。
そうでしょう、殺せんせー?』
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白猫 - まじで面白いです。更新楽しみにしています。 (2019年10月7日 16時) (レス) id: fe959518f7 (このIDを非表示/違反報告)
餅みそ - 銀魂と暗殺教室のコラボ→神!!! つまりこの小説神!!!早く続きが読みたいです気になります!更新頑張ってください。 (2019年8月21日 18時) (レス) id: bfc2e3a90c (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 沖野猫松さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて、とても嬉しいです!これからも更新、頑張りますね! (2019年8月20日 19時) (レス) id: 47c8e13314 (このIDを非表示/違反報告)
沖野猫松 - とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 40ce46605e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年7月21日 21時