オンライン！殺し屋パロ (ページ24)

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１１〜太一の昔話といじめ２〜ページ24

そしていじめが起きてから１年たつ
ときの流れとは早いものだ
クラス替え３年に一回だったのでクラスはそのまま
与一も学校に入学する
小５になる
僕はみんなに与一までいじめると、脅す
みんなはネットを使い始める
そしていじめはエスカレートしていく
X(旧ツイッター)で悪口を振りまかれる
ある日最悪なことに、そのことが親にバレてみんなが敵になる
家に帰っても辛い、だから僕は外で時間を潰していくようになる

そんなある日朝霧がこう言う
朝「太一、ごめん、僕のせいだ」
朝霧のせい？
朝「ごめん。僕は前に居た学校でいじめられていた」
それは関係ないんじゃ？
朝「引っ越したらここにもいじめてきた人の友達がいて、僕と太一が一緒に居るのをみて、太一まで・・・・・」
「そうだったんすっか。やっと謎が解けたっすよ」
いじめられていた理由が分かりすっきりしたが
それとともに理不尽に対する怒りもでてくる
与「・・・・・」
与一はわけも分からずに親のことを完全に信じ込み、僕のことを無視したっす
好物だった団子を食べることもなく、過ぎていく日々
学校も家も辛く、居場所のない僕
消えようと思うこともいつものこと
小５の秋、僕は最後に朝霧に会いに行く

「朝霧、僕はここまでっす。朝霧を一人にすることになるっすけど邪魔をしないでほしいっす」

そう言うよ駆け出し学校に行く
そして屋上の柵に登る

「はぁ……消えてもいいっすか？……」

目には光が消えて
感情もあるかも分からなくなってきた時期
もう疲れたっす
もういいっすよね？
足を着実に進めていきあと一歩で屋上の外
顔を上に上げる
月がたった１つ輝いている

「…もういいっすよね………できそこないでごめんっす……朝霧、一人にすることになるっすね…」

そうつぶやくと足を前に進める
体が中に投げ出されるような感覚になる
はぁ
やっと消えれるんだ
死がこの辛さから開放されるためのたった１つの希望
やっと開放される

地面に激突する直前
見知らぬ男が着地地点に走り込む
？「………」
無言で男は僕を抱え込む

なんでじゃまするんっすか？
もう開放されたかったっす
自然と僕の頬に涙が通る
？「お前が太一だな？俺はお前を助けに来た」
なんで僕を助けに来たんっすか？
関係ないなら僕の邪魔をしないでほしいっすのに
後少しだったっすのに……
僕を助けても何の特もないっすから
男は僕を抱えたまま車に駆け込む
なんでっすか？
？「俺は杉浦だ。お前を朝霧というやつに頼まれ、助けに来た」