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裏切りの夢 ページ7

パンッ パンッ

船の中で銃声我轟く。

俺は急いで甲板に出た。

またこの夢だ……。

船の上ではヘクトル率いる反乱軍が銃をぶっ放していた。

ヘクトル「俺こそがキャプテンに相応しい!Aみたいなガキでは頼りない!」

「「「「ヘクトルこそキャプテンに相応しい!」」」」

下っ端共もヘクトルに加勢する。

ヘクトルの銃口が俺に向いた。

バンッ

俺の肩が撃ち抜かれる。

痛みなんてない。

これは夢だから。

でも、流石に辛いな……。

親切なことにゆっくりと周りの景色が流れる。

ニヤリと笑うヘクトルの顔が充分に拝めた。

ヘクトル「悪いな、A」

ああ、何で……。

『はっ……!』

俺はベッドの上で身体を起こした。

やっぱり夢だ。

『はぁ……クソッ!』

近くに置いてあった花瓶を投げ捨てた。

そう言えば、何で俺はベッドに……?

ご丁寧に俺の服と武器は隣に畳んで置いてあった。

一体誰が俺をここまで……。

レオナ「やっと目が覚めたか」

俺の枕元にレオナがやって来る。

レオナ「何か言い訳は?」

『あ〜……俺何時間寝てた?』

レオナ「半日だ」

少し寝すぎたか……。

俺はベッドから出て服を着替える。

レオナは相変わらず俺を睨みつけたままだった。

レオナ「俺が戻らなかったら今頃どうなっていたか……。感謝しろよ。そして悔い改めろ」

『俺が?俺は適切な対応をしただけだ。責められる筋合いは無い』

レオナ「……お前のユニーク魔法は厄介だ。悪いが寮長の間で共有させてもらうぞ」

『へぇ、寮長の自覚あったんだ。普段からそれくらい仕事すれば良いのに』

服を着替え終わると俺は保健室から出る。

レオナもその後に続いた。

『別に言わなくても良いだろ?俺の問題だ』

レオナ「確かにそうだな。だが、暴走されて困るのはこっちだ」

『……わかった。もう使わないよ。だから内緒にしておいてくれ。……頼む』

レオナはまだ俺を睨みつけている。

俺も負けじと睨みつけた。

先に折れたのは、今度はレオナだった。

レオナ「わかった。約束しろ」

『ああ。“約束する”』

レオナ「……おい」

『……約束します!魔法は解いた!これでいいだろ!』

昔から目ざとい……。

レオナ「お前のユニーク魔法はただでさえ珍しいんだ。二面性、いや、倍増のユニーク魔法だ。お前は最高の海賊なんだろ?だったらそれで身を滅ぼさないようにな」

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ロア - 最新待ってまーす (5月12日 18時) (レス) @page8 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜叶緒夜鳴 | 作成日時:2023年4月8日 22時

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