モンスターハント ページ5
ジャック「……しゃあっ!見たか、マジカメモンスターども!」
『俺達に喧嘩を売ったのが間違いだったな!』
俺とジャックは逃げ出した2人の後ろ姿を見てハイタッチした。
我ながら名演技だ。
すると、協力したレオナやラギー、他のサバナクロー生もやって来る。
ラギー「シシシッ、凄い叫び声でしたね〜。可哀想に」
レオナ「その笑顔を消してから言えよ」
皆やり返せて嬉しそうだ。
俺は少し納得出来ないこともあるけど!
『それよりレオナ!何であのネックレスを砂にしたんだよ!』
レオナ「あぁ?そう言う話だったじゃねぇか」
ラギー「どうしたんスか?成功したんだから喜びましょうよ」
ジャック「ネックレスって……レオナ先輩が砂にした?」
『そうだよ!』
あれは、あれは……。
『本物の秘宝だったのに!』
「「「「ええっ!?」」」」
ラギーやジャックはもちろん、レオナまでも驚いている。
ラギー「えっ、秘宝!?本物の!?」
『あれは海に沈んだ王国の秘宝の1つ。海の女神のネックレス。そう簡単に手に入れることは出来ない代物だ!何十億もするんだぞ!あ〜、俺のお宝ちゃん!』
ジャック「だ、だから演技に熱が入ってたのか……」
ラギー「何十億って、大金ッスよ!?」
レオナ「……そ、それを混ぜたのが悪いんだろ?」
『混ぜろって言ったのはお前だろぉっ!』
海の女神のネックレス……。
俺のお宝が〜!
レオナ……いや、あのマジカメモンスター、次に会ったら今度こそ海の藻屑にしてやる!
絶対に許さない!
ジャック「Aの殺気が凄い……」
そんなの当たり前だろ!
ラギー「いや、でもこれで一件落着ッスね!」
レオナ「あ、ああ。1年にしては良くやったじゃねぇか。ダサい吠え面かいたらどうしてやろうかと思ったが……あのマジカメモンスター共の叫び声は……クハッ、悪くなかったぜ」
ジャック「ありがとうございます!」
ジャックの尻尾が嬉しそうに揺れる。
俺は全く嬉しくないよ……。
ジャック「これでパーティも出来るようになる筈だ!ハッピーハロウィーン!」
「「「「ハッピーハロウィーン!」」」」
『ハッピーハロウィーン……』
どっちかって言うとバッドハロウィーン……。
俺のお宝ちゃん……。
レオナ「……悪かったよ。今度王宮の宝やるから」
『レオナ〜!』
レオナ「その笑い方気持ち悪いんだよ!」
『酷い!あと王宮のお宝は俺が頂戴しに行くから大丈夫!』
レオナ「心配した俺が馬鹿だった……」
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ロア - 最新待ってまーす (5月12日 18時) (レス) @page8 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜叶緒夜鳴 | 作成日時:2023年4月8日 22時