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心の叫び ページ4










「Aさん

今は何を言っても、誰も気にしませんよ」


「そうだよ!

Aはいつも頑張りすぎなんだから!」




いつも通り優しげな声色で話す雛鶴さんと、須磨より年下なのにしっかりし過ぎだと冗談っぽく励ましてくれるまきをさん。


そんな2人にゆっくりと視線を向け、私は涙でぐしゃぐしゃな顔のまま、ゆっくりと言葉を紡ぐ。









「っ私は、

しのぶちゃんと蜜璃ちゃんと…またお茶がしたい」


「おう、その調子だ」



私がぎこち無く思っていることを口に出していくと、それを手助けするように宇髄さんは背中を軽く叩きながら、ゆっくりと話を聞いてくれる。







「とっ時透くんにも

もっと、たくさん…折り紙を教えてあげたかった」


「うん、そうね」





「小芭内と、

…また、いつものように、軽口を叩きあいたいっ」


「そうだね」



私が話すにつれて、須磨さんの抱きしめる力は強くなり、雛鶴さんとまきをさんは泣きながら話す私をあやす様に優しい声で頷いてくれる。







「わ、私は…」


「おら、もう終わりかー?」



涙で次の言葉を詰まらせると、ニヤニヤしながら煽るように話す宇髄さんに、私は少し視線を向けて口を噤む。





これを人前で口にしてしまうと、自分がどうなってしまうか怖くて、今まで言えなかった。




でも、今は桜寿郎も、宇髄さんも、そして雛鶴さん達だって居る。











「っ杏寿郎に、杏寿郎に会いたい…!」








そう5年分の思いをみっともなく叫ぶ私でも、みんなは暖かな目で見守ってくれた。









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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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- 涙止まらん。最高です (8月18日 23時) (レス) @page6 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 初めてのコメント失礼します!メチャ号泣しました! ほんとに感動しました! (2022年3月29日 17時) (レス) @page33 id: 70da419123 (このIDを非表示/違反報告)
西川あや(プロフ) - つんつくさん» お返事遅くなってしまって申し訳ありません。暖かいコメントありがとうございます!手紙の内容については煉獄さんの性格などを色々悩んで書いたところなので、そう言っていただけるととても嬉しいです。 (2021年2月27日 21時) (レス) id: be0c2f3b60 (このIDを非表示/違反報告)
西川あや(プロフ) - みっちゃんさん» 2度も素敵なコメントありがとうございます!嬉しいコメントばかりで、物語を書くにあたって凄く励みになりました!お返事遅くなってしまって申し訳ありませんが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。 (2021年2月27日 21時) (レス) id: be0c2f3b60 (このIDを非表示/違反報告)
つんつく(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。この度は完結おめでとうございます。作品のファンになりずっと楽しみに読ませていただいてました。煉獄さんの手紙にはいつもいつも泣かされました素敵すぎです。美しくとっても素敵な作品をありがとうございました。 (2021年2月4日 15時) (レス) id: 60af00218e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西川あや x他1人 | 作成日時:2020年11月21日 1時

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