少女と男だらけの生活【男性声優】No.２

お話があるんです ページ48

その日、少女から全員に
[聞いてほしいことがある]と通達があった。

そのため男達は仕事等を早めに終わらして
広間に集合していた。



焦っているもの、緊張しているもの、
理解したようなフリでいるもの、

様々な面持ちでただ彼女を待っていた。



神 「Aはまだ来ないの?」

小 「…もうすぐ来るんじゃないですかね?」


寺 「ダメだよ、小野さん神谷さん。あいつの準備、超遅いから」

福 「見くびらない方がいいね。昔だって…」



――――――――――――――

福 「…おーい、A〜。準備出来た〜?」

『待って、あと10分で終わるから！』

福 「……かなり、長いな…」



寺 「あれ、潤くん。まだ行ってなかったの?」

福 「君の所の姫君が遅いものでね」

寺 「…あぁ〜。待たせてるのか。ごめんね〜」

福 「もう慣れたものだよ(笑)」


母 「もうA！早くしなさい！！」
『もう終わるもん〜!!』

兄 「拓篤、あいつ何やってんの」
寺 「ん?準備」
弟 「A、いっつも遅いからなぁ」


『お兄ちゃん達、聞こえてるから！！』


――――――――――――――


福 「って言って、結構待たされたから」
寺 「昔っから準備だけは遅いんだよね〜」

『だから聞こえてるの！！！昔から言ってる！』


寺 「あれ、早かったね〜」
『小馬鹿にしてるのがムカつく…っ！』


そんな時、ふと高い音が聞こえる。


代 「ねぇ、Aちゃん。話って何?」

『あぁそうなんです。皆さん、聞いてもらえますか?』



その言葉を筆頭に、空気がピシと変わった。
そしてぽつりぽつりと言葉を紡いだ

皆の気持ち→←決意

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