少女と男だらけの生活【男性声優】No.２

決意 ページ47

鈴 「せやから、何回も言うようにAのしたいようにすればいいだけやって」

『……そう、ですか…』

谷 「そうそう。何だったらもうさ、全員選ばないっていう手もあるし」




全員、選ばない…??





鈴 「…あー。それもありかもやなぁ。Aは誰か1人を選んで、自分を好きだと言ってきた奴らを裏切るみたいになるのが嫌なんやろ?」


『…簡単に言えば、そうなります……』


鈴 「なら、誰も選ばずに皆のこと好きですーって言えばええんちゃうか?」

谷 「…まぁあの人らも、誰か1人選ばれるってよりかは楽だろうし」





皆さんが傷つかずに済む…?
それでいて、これからも普通に過ごせる?







･


鈴 「……決まったか?」



鈴村さんが、優しく問いかけてくる。



『…はい』

谷 「なら良かった！じゃおじさんはここで呑んでいこーかなぁー」

鈴 「お前、迷惑掛けるだけやろ。帰るぞ」

谷 「え、ヤダヤダ。Aと一緒にいるー！」



そう言いながら、私を人質にとるみたいに
横から抱きしめてくる。



鈴 「おい、紀章…。お前な…」



『じゃあほかの皆さんも呼んできますか?』

谷 「お、いいねぇ。晩酌会だ」
鈴 「……A、危機感を覚えや?」

『……? はい…?』


危機感なら、持ち合わせているんだけれど…
何が言いたいんでしょう?(鈍感←)



とりあえず、明日皆さんに伝えよう…

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