どうすれば…? ページ39
立花side
立 「…日野くんってかっこいいよね」
日 「なに、いきなり(笑)」
そうやってスマートにしてるところも、
さらっと気遣うところとか……
どうやっても勝てないなぁと思ってしまう
立 「…ただ、思っただけだよ」
日 「そっか…」
そんな言葉を交わしていると、
いつの間にかAの部屋についていた。
日 「慎ちゃん、扉開けて?」
立 「……はい」
日 「ありがとう」
部屋に入り、ベッドへと寝かす。
するとこちらを見て一言。
日 「…慎ちゃん、Aちゃんよろしく」
立 「は?」
日 「起きないように見てあげて」
立 「…いや、起きないでしょ」
日 「わかんないでしょ、ほらほら!」
立 「はい?! ちょっ!」
俺を思いっきり押して、部屋に入れると
満足気な顔をして扉を締めた。
立 「…なんだよ」
Aの顔を見ても、起きそうな気配すらないというのに。
全く日野くんは何がしたいのか…。
立 「A〜」
『………』
立 「(Aちゃーん、起きないの〜?…なーんて)」
『……ん、立花さ…?』
立 「?! ……起きたの?」
むくっと体を起こし、
虚ろ気な目でこちらを捉える。
『……立花さんだぁ』
…様子がおかしい、よな。
普段はツンツンしてるのに、これじゃツンデレだよな(笑)
『わーい』
……ベッドから足を踏み外しそう。
立 「………っ、ちょっと!」
思わず反応し、ベッドの脇でキャッチする。
『へへへ〜』
立 「……はぁ、危なかった…」
『…立花さん、いい匂いしますね』
立 「…そう?それは良かった…」
落ちそうになったっていうのに、楽観的過ぎ…
まぁ寝ぼけてるだけだろうけど。
『…立花さん、私どーしたらいいんですかね』
立 「何が?」
『……皆さん私のことからかうんですよ、好きとか言って。どーしたらいいっていうんですか』
立 「…あぁ。誰か好きな人いるの?」
『…わかりません、もう私わかんなくて……』
立 「……皆Aのことが好きだからね。……A?」
いつの間にか、腕の中で寝ていた。
こんな小さな体でいつもよく動けるよな。
たまには、頼ればいいのに。
責任感強すぎ…。まだ18?だっけ。
何歳離れてるんだよ。Aから見るとおじさんだよなぁ
……辛くなってくるわー。
ベッドへ連れていき、ベッドに腰掛ける。
立 「……今日はゆっくり休みな」
髪を撫で、静かに扉を締める。
…さ、俺もそろそろ寝ようかなぁ
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成海 絢乃(プロフ) - あっぷるれもん@たつ兄loveさん» ありがとうございます(T_T) そんな事言って頂けて感激です!新作も出来ましたのでそちらもお願いしますね (2016年6月28日 7時) (レス) id: 31b9b7100f (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるれもん@たつ兄love(プロフ) - 完結おめでとうございます!!! 読んでいてとても楽しかったです これからも更新など頑張ってください! 応援してます!!! (2016年6月28日 6時) (レス) id: cbce8162a8 (このIDを非表示/違反報告)
成海 絢乃(プロフ) - 咲倉絢音さん» ご愛読ありがとうございました!! 時間かかっちゃうかもですがよろしくお願いします! (2016年6月26日 18時) (レス) id: 31b9b7100f (このIDを非表示/違反報告)
咲倉絢音(プロフ) - 完結おめでとうございます!!前回から愛読させていただいて、とっても大好きです!!次回期待しています!! (2016年6月26日 12時) (レス) id: c055c25810 (このIDを非表示/違反報告)
成海 絢乃(プロフ) - ☆蛍神 風璃 ☆さん» いえいえ大丈夫です!ありがとうございます(T_T) 時間はかかってしまいますがよろしくお願いします!! (2016年6月25日 21時) (レス) id: 31b9b7100f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成海 | 作成日時:2016年2月27日 19時