少女と男だらけの生活【男性声優】No.２

番外編風 BIRTHDAY2 ページ36

ただいま18:30

壮馬くんは仕事中で今は不在です。



江 「Aちゃーん！これどこに置けばいい?」

『あ、机にでも置いて下さい！』

江 「ほーい！」

『ありがとうございます』

江 「いえいえ。これ壮馬くんも喜ぶよね」



ふふ、と静かに笑いこれから起こる出来事に
思いを馳せていた。



「ぎゃああああああ！！！」

『…っ!?!?』


台所から悲鳴のような声が聞こえた。
今度は何事ですか←



『何がありました?』
安 「おぉ、A〜」

『……何事です?』



キッチンの隅には、うずくまっている人が1人



『これって、?』

安 「あぁ、良平くん」

『木村さん? 何なさって…』


木 「聞いてよAちゃん！安元さんったらおれにひどいことばっかしてくるんだよ！有り得ないから！」

『……それで、いじけて…?』

木 「…………」

『とにかく今日は壮馬くんの誕生日ですから、機嫌直してください。ね?』


木 「俺は優しいからね。いいよ」

『じゃ、とりかかりましょう！』


(安元さん)
(どした?)
(Aちゃん、可愛い…)
(えっ、)


――――――――――


19:00

家の鍵がガチャと音が響いた。
リビングまでの道のりを歩いている音が聞こえた

扉を開いたと同時にクラッカーを鳴らす。
その音は予想以上に大きくて、私の頭に響いた。



『「壮馬くん、お誕生日おめでとう！(ございます)」』
斉 「え、あ、え?!あ、ありがとう、ございます(笑)」

江 「そーまくーん！はい！プレゼント〜」
斉 「え、ありがとうございます!!わぁ〜」


そうしていつの間にかプレゼントまみれになった壮馬くん。


『壮馬くん、大丈夫?』
斉 「な、なんとか。いや本当にありがとうございます。わざわざこんなのしてもらって…」

江 「いい子だなぁぁ！」

斉 「わぁああ！」


ドーン


『大丈夫ですか!?!??』


あたりを見渡すと、皆笑顔で
たまにはこんな状況もいいな、なんて思ったりした。


『壮馬くん！』
斉 「ん?なに?」
『お誕生日おめでとう！』
斉 「ありがとう^^*」


柔らかい笑顔で、ふにゃっと笑った顔を見て
お誕生日会をして良かったなぁと思えた。


(さぁ！ケーキ食べましょう！あ、でも人数が……)
(Aちゃん食べな)
(…いいんですか?!壮馬くん！！)
(うん！！)

この空間だけ女の子みたいだったという。



―斉藤壮馬 誕生日企画―
(リクエストありがとうございました)

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