少女と男だらけの生活【男性声優】No.２

番外編風 BIRTHDAY ページ35

神谷さんと一緒にリビングへと帰ると
ある人が走って飛び出してきた。



斉「大丈夫!?!」

『壮馬くん?!そんな驚いてどうしたの、』



そんな姿を見て神谷さんは、
頭をポンと叩き戻っていった。

頭を抑えつつ、戻る神谷さんを見ていた。



斉 「……神谷さんは、かっこいいね…」

『…壮馬くん?何言ってるの、壮馬くんも負けてないよ！』

斉 「いや…、僕なんて全然…」



何をそんなに不安になることがあるんだろう

別に神谷さんは、神谷さんで
壮馬くんは壮馬くんなのに…。



『壮馬くん』

斉 「…なに、?」



私は壮馬くんを見つめ、ただ言った。



『壮馬くんは壮馬くんなんだよ? 私は、たとえ弱くても壮馬くんのことが大好きだよ』

斉「………ｯ」



すると、顔を赤らめ俯いた。
ん、？私“好き”って言ったのか！


まぁでも、恋愛的…とかではないしな。



『とりあえず、戻ろうか…』

斉 「うん…」





その後、リビングへと戻り食卓の準備をしたり
皆さんと話したりもした。

すると、壮馬くんが誕生日という話を聞きつけた


誕生日なのか…。
お祝い、しなきゃなぁ…



・


それからというもの、壮馬くんにバレないように準備やら、何やら始めた。

意外に人にバレないようにする、というのは
難しくて色んな方に協力してもらいつつ行動していた。


『達央さん！動いてください！』

達 「やだよ、しんどいもん」

『しんどいって…。誕生日なんですよ?お祝いしなきゃじゃないですか』

達 「…俺の時してない……」



こうなると、この人はめんどくさい…



『今年ちゃんとしますから。待ってて下さい』

達 「言ったな? よっしゃ動いてやろう」

『はっ！こうなるのを望んでましたね!?』

達 「なーんのことかなぁー」



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