少女と男だらけの生活【男性声優】No.２

ピンチはチャンスに変わり ページ21

「ほぅ……」



突然ですが、皆さんがひどく感心しています。



『そんなに、変ですか?』

前 「そんなことない！寧ろ逆！」

『はぁ、ありがとうございます…』



神 「Aって着物似合うんだね〜」

『そうですか?ありがとうございます』

神 「今着てるのは、青色だけど。赤とか黒も似合うんじゃない?」

『そうですかね、あんまり着物は着ないのでよくわかんないです』



何故か私が着物着たことに便乗して、
皆さんも着てらっしゃいます。



下 「あれだね！旅館の女将さんみたいでいいね！」

梶 「いいですね〜。風情がありますよね」




『……皆さんも似合いますね』



そう言うと、はっ！とこちらの方を向き
目を輝かせていた。



神 「誰が1番似合う?」


達 「俺だろ?」
『あの、さらっと帯に手をかけないでください』
達 「こんなの脱がしてなんぼだろ」
『貴方はそういうことしか考えれないんですか!?』



押しのけようとしていると、つるっと足が滑った。



『えっ』
達 「はっ!?」



ドーンという痛々しい音と共に床へ倒れる。



そこで、事件は起こったのです。
先程、達央さんは帯に手をかけていましたね?
そして私が滑ったのです。

もうおわかりですね?


帯が“解けました”



そして、目の前には達央さんの胸元。


『……っ、たた…。退いてください…』

達 「あぁ悪い…、…っ!?」


いきなり抱きしめてきたかと思えば
何事ですか?!

すると耳元で喋りかける。


達 「お前、はだけてる…」
『……っ、嘘！』
達 「とりあえず直せ」
『は、はい！』



直し終わり、抱きしめていた手も離れた。


達 「良かったな、襲われなくて」

『っ！達央さん!!』



優しいとこも健在なんですね。
……優しいですね、なんて言ってあげません。

すぐ調子に乗りますからね。


でも、少しだけ達央さんのことを
見直したのは私だけの秘密

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