影山の企み ページ43
影山「君も偉くなったものだね、この私に意見するようになったのだから…鬼道」
鬼道「いえ、意見というわけではなく…」
影山は鬼道に決して善意というわけでもなく、ただ笑みを浮かべる。
影山「では批判かね、冬海にやらせたことが気に入らないのだろう」
鬼道は何も答えず、影山の言葉を待つ。
影山「安心したまえ、私はバスに小細工をしろなどという命令はしていない。雷門中が決勝戦に出ることを阻止しろとは言ったがな…」
影山の悪知恵には誰にも敵わない。鬼道は顔をしかめる。
鬼道「そんなことをしなくても…」
「勝てると言いたいのか」 影山の声が恐ろしくなる。
影山「100%勝てると言い切れるのか…」
鬼道はためらう。
影山「優れた司令塔がいるチームは試合の前に勝っているということだ」
影山は「そうだ…」と付け加える。
影山「Aを連れ戻す準備ができた。邪魔なものには遠くへ行ってもらった」
鬼道は影山を凝視する。邪魔なものとはAの父親のことだ。
影山「彼女の父親には、『娘の将来のために』と言っておいたからな。まあ、向こうからいなくなってくれたから都合が良かった」
影山は喉の奥からクツクツと笑う。
鬼道「あいつに…何をするつもりですか…」
鬼道は拳を強く握りしめる。
影山「君は私の言う通りに動いてくれればいい。何も考えずにな…」
………
春奈「A先輩…いませんね」
秋「保健室よ…昨日もあまり寝られなかったのね」
サッカー部の練習中。最初の頃と比べて随分成長した。
円堂「みんな、気合入ってるな！」
円堂もいつも以上に興奮していた。
………
夏未「もう、体調は大丈夫なの？最近無理しすぎなんじゃないの？」
貴方「大丈夫よ、夏未さん」
夏未は不安な顔でAを見る。夏未はAに試合を見てもらおうと校内にある自分の部屋へ誘った。
着いたとき、ドアの下に挟まれた紙を見つける。
夏未はその紙を拾って疑問に満ちた顔で広げる。Aも横から覗く。
手紙の内容に二人は驚愕する。
二人の後ろには手紙を記した者がいた。
土門「鬼道さん、すみません…」
そうつぶやき携帯から鬼道のデータを全削除した。
………
夏未「Aさん、ここで休んでて」
貴方「私も行くわ」
Aは大丈夫だからと首を横に振る。
夏未「休んでて…！あなたが無理して一人で抱えたこんでるところを見てたら…」
Aは夏未の肩に触れ、柔らかな微笑みを見せる。
貴方「心配しないで…」
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rara(プロフ) - まだまだ頑張ります。応援よろしくお願いします！ (2016年11月12日 15時) (
レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - raraさん» なるほど！ありがとうございます！ (2016年11月12日 15時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントありがとうございます！私はイナズマイレブン全シリーズが大好きなのでイナズマイレブンgoのキャラも登場させて主人公との絡みを多くするようにしてみました。キャラクターの行動を細かく書いてなるべく「」の数を少なくしてみました。よろしくお願いします！ (2016年11月11日 18時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - すごく面白いですね！それに、hit数も多くて羨ましいです！hit数を多くする秘訣とか知りたいです|´-`)ﾁﾗｯあと、これからも更新がんばってください！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントしていただいてありがとうございます。頑張ります！ (2016年11月9日 19時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rara | 作成日時：2016年9月28日 7時
