本当のサッカー ページ33
後半が開始した。
御影専農中のディフェンスの守りは強く、中々相手ゴールに近寄れなかった。
鬼瓦「たく、吐き気がするようなサッカーだぜ…」
観客席から今のプレーを見ていた男は顔を歪めた。
……………
その頃、試合をモニター越しで見ていた如月Aがよく知る男は次なる司令を下した。
影山「勝利を確実にするためだ。雷門の選手を…潰せ」
影山からの司令は御影専農の監督を伝って、御影専農の選手に届いた。
しかし、杉森はその司令に戸惑い監督に作戦の変更を望んだが…。
監督「何を言う…！お前たちに意見する権利などない…！！」
杉森は何度も反論した。しかし、影山に従う監督に聞き入れてもらえなかった。
……………
ディフェンスに苦しむ雷門。
土門「どうする？俺も上がろうか？」
その時、キーパーである円堂はゴールから離れて攻めて行く。
貴方「え、ゴールガラ空き！？」
円堂の行動に驚き、思わずベンチから立ち上がりそうになるが春奈と秋に「落ち着いて！」と抑え込まれる。
杉森(なぜだ…データにない…君のシュートは
データにない…っ！)
杉森は慌てて円堂のボールをキャッチした。
円堂は悔しそうに喚く。
杉森「なぜ、お前が攻撃に参加する」
円堂「点をとるために決まってるだろ！…それがサッカーだ！」
円堂はゴールに戻る際、こう言った。
円堂「久しぶりのシュート、楽しかったぜ！」
貴方「…」
杉森の頭は混乱していた。円堂の言葉が何度も繰り返される。
杉森/貴方(楽しい…)
その瞬間、杉森は卑劣な監督の命令を無視し御影専農はプレーをし始める。
だが、御影専農の連携は乱れ始めている。
下鶴が必殺技でシュートを決めようとするが、またしても上がってきた円堂と豪炎寺はそれを蹴り返した。
杉森「このシュートは我々の知る数値を遥かに超えている…！ありえない！！」
杉森はボールを止めるために踏ん張るが、力に敵わず、ゴールを決められる。
更にドラゴントルネード。ドラゴンクラッシュ。
このとき、この試合は初めて楽しそうに見える。
貴方「良いな…」 秋「？」
貴方「私も…サッカーをしたい」
握りしめた拳が震える。
その様子を遠くで見ていた影山はにやりと笑う。
試合終了。
準決勝進出を果たした雷門中。
先程、豪炎寺と衝突をし怪我をした下鶴はそれでも楽しかったと満足感でいっぱいになっていた。
……………
翌日。下鶴と衝突した豪炎寺は松葉杖をついていた。次の決勝には出られないのだ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rara(プロフ) - まだまだ頑張ります。応援よろしくお願いします！ (2016年11月12日 15時) (
レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - raraさん» なるほど！ありがとうございます！ (2016年11月12日 15時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントありがとうございます！私はイナズマイレブン全シリーズが大好きなのでイナズマイレブンgoのキャラも登場させて主人公との絡みを多くするようにしてみました。キャラクターの行動を細かく書いてなるべく「」の数を少なくしてみました。よろしくお願いします！ (2016年11月11日 18時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - すごく面白いですね！それに、hit数も多くて羨ましいです！hit数を多くする秘訣とか知りたいです|´-`)ﾁﾗｯあと、これからも更新がんばってください！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントしていただいてありがとうございます。頑張ります！ (2016年11月9日 19時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rara | 作成日時：2016年9月28日 7時
