初めて ページ21
貴方side
豪炎寺君が提案してくれたイナズマ落とし。それは豪炎寺君と壁山君にしかできない。
二人共ものすごく無茶なことしてるけど。豪炎寺君は風丸君と染岡君に協力してもらい特訓を夜遅くまでしていた。円堂君も壁山君の特訓に付き合った。そうやって少しずつ進歩していった。
貴方「イナズマイレブン…」
変だな。今、皆のことが父さんから聞いたイナズマイレブンと重なって見えた。
雷門はすごいな。
特訓は何日も欠かさず続き、ある日。
貴方「風丸君、おつかれ」
風丸「おう」
貴方「もう帰る？」
風丸「帰るよ、なあ」
風丸君は頭をかいて言った。
風丸「如月って途中まで一緒だよな。一緒帰らない？」
私は少し驚いたけど、大きく首を縦に振った。
貴方「じゃあ、ちょっと待ってて！」
私は帰る支度をしに部室まで走った。
風丸君と帰っていてたくさん話した。ほとんどサッカーの話。私が無邪気に話していると風丸君はおかしそうに笑った。その笑顔はずっと頭の中から離れられない。
風丸「如月、サッカーすれば良いのに」
貴方「でも、私…」
私が言葉を詰まらせていると風丸君は慌てた。
風丸「…何か理由があるなら無理して言わなくても良いんだ」
風丸君が心配そうな顔をしてくれた。私は思ったんだ。この人になら話しても良いって。
貴方「良いの。教えてあげるよ」
私は目をつぶって過去を振り返った。
貴方「私、小さい頃クラブチームに入ってたの。あの頃は両親も一生懸命応援してくれた」
頭の中にお母さんの笑顔が浮かんだ。
貴方「だけど、試合の日…」
母『A、ずっと応援してるよ』
貴方「会場に向かう途中に母は事故にあったの」
ずっと応援してくれるって言ってたのに。
貴方「それで、父も落ち込んで前よりも会話が減った」
私は風丸君の顔を見て言った。
貴方「父を悲しませたのは私の…せい？」
風丸君は驚いていた。私は答えを待った。
風丸「…違うよ」
本当に？そう聞こうとしたけど風丸君の真剣な顔に気を取られた。
風丸「絶対に如月のせいなわけない」
泣きそうになった。だけど我慢した。人前で泣くなんて無理。鬼道と佐久間には見つかったけど。
貴方「ありがとう…」
風丸「辛くないか…？」
貴方「辛い…でも、寂しかった私に声をかけてくれた恩師がいるの。実はその人も変わってしまったけど」
そう…思い浮かべるのは、影山総帥。
やっぱり泣きそう。でもびっくりした。
風丸君は私を抱きしめたんだ。
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rara(プロフ) - まだまだ頑張ります。応援よろしくお願いします！ (2016年11月12日 15時) (
レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - raraさん» なるほど！ありがとうございます！ (2016年11月12日 15時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントありがとうございます！私はイナズマイレブン全シリーズが大好きなのでイナズマイレブンgoのキャラも登場させて主人公との絡みを多くするようにしてみました。キャラクターの行動を細かく書いてなるべく「」の数を少なくしてみました。よろしくお願いします！ (2016年11月11日 18時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - すごく面白いですね！それに、hit数も多くて羨ましいです！hit数を多くする秘訣とか知りたいです|´-`)ﾁﾗｯあと、これからも更新がんばってください！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントしていただいてありがとうございます。頑張ります！ (2016年11月9日 19時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rara | 作成日時：2016年9月28日 7時
