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「えいちゃん、A元気そうだった?」
「うん。ちょっと痩せてたけど」
「そっかあ。俺も今度行こうかな」
「喜ぶと思うよ」
俺達が付き合う前、みっくんはAと一番仲が良かった。付き合ってもふたりの関係は崩れないままで、尊敬さえした。
「今度行こうか、みんなで」
「カンタくんたちも行きたいって言ってたよ!」
「それは個人で(笑)」
最近忙しくて行けてないのが本当に申し訳なかった。早く行ってあげたいと思ったけど、今日はコラボだしなかなか抜け出せない。
「…」
「えいちゃんソワソワしすぎ(笑)」
「っ、え?」
「心配?」
「そりゃあ…」
そうでしょ、という前に、コラボするカリブラが家に来て、口をつぐんだ。
「よ!久しぶり〜」
「久しぶりー」
3人を出迎えて、撮影を始めた。
「(今日も行けないのかぁ…)」
そう思いながら。
。
俺は暗い廊下を走っていた。何度も看護師さんが通り過ぎていく。
連絡があったのは夜中だった。相手はAのお母さんで、涙声になって話していた。
《Aが…!今危篤状態だって…!》
悪夢だと思った。撮影が終わって寝てはいなかったけど、もう寝ようかという話になってたりしていた。
「Aっ…!」
病室の扉は開いていて、入ると緊迫した雰囲気が漂っていた。ベッドにはたくさんのチューブに繋がれたAの姿。
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あやもち(新アカウント)(プロフ) - リンさん» ちょっと違う気がしますがありがとうございました! (2018年1月20日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
リン - ありがとうございました。面白かったです。 (2018年1月20日 22時) (レス) id: da57983ead (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - ありがとうございます!! (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 未来さん» 了解です! (2018年1月20日 21時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - りょうくんとイチャイチャするシチュエーションってお願いできますか?? (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu
作成日時:2017年11月17日 14時