ふたり。新生活4【in×ym】

ym ページ15

目が覚めると、朝の7時前だった。



横には天使が寝ている。




口開いてる...かわいい...。





ちょんちょんと指で触ると、ん...と声を漏らしながらぺろりと唇を舐めて。


なんこれ。えっろ。(((




しばらく眺めていると、慧のスマホのアラームが鳴った。





『んぅ...涼介...』



起きて第一声それかよ！かわいいな！



「あ、慧起きた〜？おはよ」




平静を装って声をかけると、最初は寝ぼけていた慧も俺を見て微笑んで。


かっこいい...。



寝顔がかわいいって話をしたら、恥ずかしい〜！って手で顔を覆ってしまって。




もう我慢できない。起きるまで待ってたんだし、しばらくできないんだし、許せっ！






その後慧は俺が満足いくまで何回もキスしてくれた。



こんな幸せな朝、いつぶりだろう。




「慧、好き」


『俺も好きだよ』





「...って、寝るな！」




せっかくきゅんってするセリフ言ってくれたと思ったのになんですぐ寝ようとするかなあ！



今日しかないんだよ！？




『じょーだん。起きよ。朝ご飯だ！』




慧はがばっと起き上がってにっこり笑った。



「もお...そういうとこだよ？」


『へ？何が？』



「...馬鹿」




好きなとこに決まってんだろ。


なんて恥ずかしくて言えるわけないから。




俺はもう一度慧にキスをして、戸惑う彼を置いてキッチンに向かった。

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