70話 ページ24
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貴「………あっつい！！！」
Aの声が体育館内に響く。
洛山高校も夏休みに突入。
………しかし、夏の体育館は蒸し風呂同然。
休憩時間、Aは扇風機の前で叫んでいた。
葉「やめてよA！口に出されたら余計に暑く感じちゃう！」
貴「だってあっついんだもん！あーつーいー！」
実「ほら、Aちゃん。熱中症にならないように水分はちゃんととりなさい」
そう言って実渕はAにスポーツドリンクを手渡す。
Aは暑さに潤んだ目で実渕を見上げた。
貴「…やばい。暑さのせいかレオ姐が女子マネージャーに見えてきた」
黛「それは熱中症の症状特有の幻覚だぞ」
根「大丈夫か？牛丼食うか？」
貴「………ねぶやんこの小説に登場してからほぼ牛丼のことしか言ってなくない？逆に大丈夫？」←
Aにつられてか、全員が暑いと大合唱。
扇風機の前の陣取り合戦が始まる。
そこにシャキンと、ハサミの音が響いた。
赤「うるさい。外周に行かせようか」
「「「あ、今涼しくなりました」」」
練習時間も終盤、３対３のミニゲーム。
基本的に監督である白金は口を出さない。
試合の際にはよく指示を出すが、普段の練習は赤司が取り仕切っている。
赤「さて…最後のミニゲームのチームは「はいはいはーい！俺、征ちゃんと一緒ー！！」嫌だね」
ぴしり、Aが固まった。
その紺色の瞳にはうるうると涙が溜まってくる。
貴「征ちゃんせめて駄目だって言って！嫌だって拒否じゃん！傷つく！」
赤「だから拒否してるだろう」
Aはショックを受け、葉山がそれを慰めていた。
葉「ねえA〜、元気だしなって」
貴「無理…征ちゃんに嫌われたら生きていけない」
葉「………相変わらず重くね？」
「俺の味方なんてどこにもいないのね！」なんて言いながら、いじいじと体育座りを始める。
部員たちは苦笑いをしながらそれを眺めていた。
入部したての春は赤司やAのことを敵視する者が多かったが、今やその実力を認め打ち解けた。
わかだまりが完全に消えたわけではないものの、以前よりも部内の雰囲気はいい。
赤「チームを発表するよ。まず僕のチームに千尋、永吉。Aのチームに小太郎、玲央が入れ」
貴「やっぱりチーム別じゃん！この鬼！」
赤「 何 か 言 っ た か い ？ 」
貴「コタ！レオ姐！頑張ろう！オー！！」
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あやの(プロフ) - RiRさん» わああ！更新再開して初めてのコメントいただけてとても嬉しいです（；＿；）ありがとうございます！のんびり更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります（＾Ｏ＾） (2019年10月4日 13時) (
レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とても面白いお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になりますのでぜひ私に続きをお恵みください！更新をお待ちしております (2019年10月1日 18時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！２年越しにはなりましたが、のんびりと更新再開していきます（＾Ｏ＾） (2019年6月5日 18時) (レス) id: 194bfbd275 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます！ (2017年3月19日 2時) (レス) id: 7c1d45a73f (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 誄さん» わああっ そう言ってもらえると本当に嬉しいです（；＿；）ノロノロ更新ですが続けさせてもらいます！ありがとうございます！ (2016年12月19日 11時) (レス) id: 2ac38d71af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2016年5月12日 21時
