04 始まりは ページ5
「殲滅・・・任務？」
中原君が遠方の小競り合いから帰って来る。
其の連絡を受けた私は弟を迎えに行くお姉さんの如く彼を迎えに行った。
勿論徒歩で。私は未成年であるため車の免許証はまだ持っていない、ポートマフィアなので無免許でもなんとかなるのだが操作の仕方を知らないので教えてもらうところから始めなければならない。
別に中原君は車があるから正直私は要らないんだけれども最近は殺しの仕事もないから書類ばかりで暇で暇で暇すぎたのだ。
乗せて貰う気満々で、中原君のお家にお邪魔した。
「何で手前ェは俺の補佐なのに知らねェんだよ。
良かったなァ、
手前ェの大好きな殺しだぜ。」
そして今は中原君運転の高級車でポートマフィア本拠地に向かっている。
「楽しみだけどさァ。
でも、この忙しい時期に？中原君は小競り合いから帰ってきたばかり。
窓の外を眺めながら想像する。
飛び散る血飛沫、綺麗な肉片、耳に響く大絶叫。
(嗚呼、殺りすぎは駄目だ。顔はわかるようにしないと・・・・)
考えながら私は会話を続ける。
「君って言うな。」
「だって私より小さいから。」
私より小さいなら君づけなわけじゃない
中原君が其処まで怒らないので馬鹿にしている。
(顔はわかるようにして胴体はバラバラでいいかな？
生かしたまま切りたいな。苦悶の表情が堪らないし・・・)
私が考え事に浸っていると中原くんがふと真面目な顔で言った。
「お前さ。」
信号待ちに入り、無言になった社内に中原君の声が響く。
「人殺しの何処がいいんだ？」
珍しかった、中原君が真面目な質問をするの
が。
真剣な顔をして聞いてくるのが。
「驕り高ぶるもの。生きているのを当たり前に感じている屑の命が散りゆく様がきれいだから、かな。」
私が真面目に答えてあげると、聞いて損したと言いたげな顔で中原くんは言う。
「・・・
そして車が発信する。
異常者、なのだと自分でも思う。少なくとも私は中原くんのように真っ直ぐではないから、理解できる訳がない。そう思った。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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