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そんな感じで織田作に今までの経緯を話した。すると織田作は
「そうか。」
の一言。織田作はツッコミというものを知らないんだろうか。安吾や小さめの人はツッコミ担当だよね。
「近くで店をやっているので是非来てくださいね。」
ちゃっかりAちゃんは宣伝をする。ちなみにお客さん全員に名刺を配っていた。
「本屋をやっているのか?其の若さで?」
織田作が尋ねる。と、Aちゃんは少し神妙な顔をして
「ええ。でも、本当は作家志望なんです。私。」
と言った。
「其れは初耳だね!私は聞いたこともなかったよ!」
まさに驚いた!という感じで私が言うと
「今日会ったばかりですからね。まあ。」
と当たり前のことを返された。
「作家志望か・・・俺もだな。俺はもう少し歳をとってから書き始めたいがな。」
そういえば織田作も作家志望だね、マフィアだけど
「そうですか。嗚呼、同じ作家志望の・・・お名前なんですか?」
「織田作だよ。」
「違う。太宰、其れは俺の本名じゃない。
織田 作之助だ。太宰の同僚だよ。太宰の方が立場は上だがな。」
織田作でいいと思う。というか立場は私が上でも戦闘力は織田作の方があると思うな。
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