夜空の下で ページ24
外にて
グラジオ「…まだ歌ったりするのか?」
A「うん、1人でいると不安で怖くてね。でも歌ってると不思議と落ち着くんだ」
グラジオ「そう言えば、あの時も良く歌ってたな。初めてお前の歌声を聞いた時、俺はお前を天使かと思った。だけど、いつもお前は泣きながら歌ってた。触れたら壊れる気がしてな。」
A「グラジオ…。…あの頃はまだ子供だったからね。色々ありすぎて、気持ちがグチャグチャだったんだ。頭では分かってるのに気持ちがついてこないっていうやつ。」
グラジオ「今はどうなんだ?」
A「1人になるとダメだけど、グラジオが傍にいてくれてる時は、安心するよ。グラジオが居てくれて良かった。ありがと」
グラジオ「!///…お前は1人にすると無理ばかりするからな。それに…」
A「?」
グラジオ「俺が傍にいたいんだ。お前は大事な許嫁だからな。」(フッ
A「///…ずるいんだから//」
グラジオ「なぁ、A?」
A「ん?」
グラジオ「シルヴァディ…。ヌルの事なんだが、本当に俺で良いのか?お前が助けたんだお前が育てるべきじゃ…」
A「ううん、これはグラジオじゃないとダメだと思う。私には、あの子の心を解くことはできないよ。だって守れなかったから。」
グラジオ「A…。そんな事はないだろう。お前が助けてくれたからシルヴァディがいる。」
A「隠して移動するの大変だったけどね。」
すると夜空に流れ星が流れる
A「あ!流れ星!お願い事間に合わなかつた…。でも、お願いしとこう」
グラジオ「じゃあ、俺も」
A「……何お願いしたの?グラジオ」
グラジオ「お前とずっと一緒に居られるように。だ」
そう言ってグラジオは、優しく笑う。
同じ願いだった事にAは少し驚いたが、
グラジオにどうした?って聞かれたが
なんでもない。秘密だよと言って笑った。
グラジオは、自分にだけ向けてくれるようになったAの笑顔を見て少しホッとしていた。
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作者名:Ai | 作成日時:2017年12月20日 18時