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変わらぬ者~グラジオsaid~ ページ11

俺は、弱ったAを抱き抱え
ポケモンセンターに戻った。
すぐに、治療室へと通された
中でピッピッと音がなり響いている
ジョーイさんが手際よく治療してくれている
治療が終わるまで、俺はその様子を外から見ていた。

グラジオ「A…。くっ。」

あいつは、力を使いすぎると
昔からよく衰弱する事があった。

元々、優しい性格だからなのか
ポケモンや人が傷ついてるのを見ると
すぐ力を使ってしまうんだろう。

俺がもう少し早く気がついてれば
止められたはずだ。
それができなかった…。

そう考えていると、中からジョーイさんが出てきた。

グラジオ「あいつは?」

ジョーイさん「もう大丈夫ですよ。ただ、目が覚めないみたいなの。あなたが良ければ彼女のそばに居てあげて。」

グラジオ「はい。ありがとうございました。」

その後、俺はAが寝ている部屋に行った。

グラジオ「…本当にムチャばかりするな。お前は。少しは、自分の事も考えて欲しいものだ。」

俺はしばらく、Aの手を握った。
そして、一旦モーテルに連絡をしに行き
今夜はポケモンセンターに泊まる事にした。

そして、部屋に戻ると居たはずのAの姿がみあたらなかった。

グラジオ「?…目が覚めたのか。A」

A「あっ、グラジオ。ごめんね?迷惑かけたよね。」

グラジオ「構わない。それに迷惑とも思ってないからな。」

A「ありがとう。//」

グラジオ「……」
(Aを抱きしめる)

A「グラジオ?どうしたの?」

グラジオ「…あまりムリをするな。」

A「…ごめんなさい」

グラジオ「今日は、ゆっくり休め。俺も一緒に寝るから。安心しろ」

そう言うと、Aは嬉しそうに
返事をした。

そして、俺達はそのまま
ポケモンセンターで共に過ごした。

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作者名:Ai | 作成日時:2017年12月20日 18時

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