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｢A、姿勢を正しなさい｣
｢はい、お母様……｣
いつだってお母さんの言いなり。望まれないで生まれた子供。
私は裕福な家で生まれ育った。
お陰様で自分の好きなように生きてこられなく、中学生の終わりごろ私は不良少女になった。
｢·····何見てんだよ｣
｢す、すいません·····。｣
蘭｢もう、A、｣
｢ああやって私を見て笑ってるのよ、どうせ｣
幼い頃にお父さんを亡くし、今はお母さんと二人暮ししている。
私にはもう1人、兄が居るらしいがその兄の消息が分からない
失敗した女─────。
残念な女─────。
そんなのはもう聞きあきた。
誰か私をこのくらい世界から救って─────。
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作者名：promise | 作成日時：2023年5月22日 20時
