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No.54 ページ10
一「それ、触れちゃダメなヤツ。」
お「だったら聞いてくりゃいいじゃん。」
ト「誰が？」
ｼﾞｰｯ…。
ト「え、なんでボク！？」
お「こーゆーやつは、言い出しっぺがやらなきゃだろ？」
長男の言葉に、4人は同意を示す。こういう時に発揮される、ナゾの結束力。
しかし。
お「やっぱり俺が行く！！」
チ「え、急にどうしたの？発作？」
お「だって、なかなか入れねぇし。あやのの部屋。」
…そう。彼らのような新品ブラザーズにとって、女の子の部屋に入れることが名誉なのだ。
ト「いや、言い始めたのボクだし！兄さん達は部屋でゆっくりしてて！！」
一「…エーフィ、やれ。」
ﾌﾜｯ
十「あー！一松にーさん、サイコキネシス使ったー！！」
チ「ｸｯ、この手があったか！」
ト「そうはさせないんだから！いくよ、ニンフィア！」
数十分後。
この世で最も下らない戦いを制したのは、トド松だった。
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作者名：こんにゃく兎 x他1人 | 作成日時：2017年8月19日 13時
