勿忘草【地縛少年花子くん】 (ページ38)

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三十八ページ38

─ツバサside─

光「七不思議五番目…まさか学校の先生が人間じゃなかったなんて…」

土籠「別に珍しかねェよ」

土籠「実際、人に紛れる怪異は相当数いる

俺たち怪異は噂が絶えれば此岸にいられなくなっちまうからなァ。
自分で自分の噂を流せるってェのは重要だ」

寧々「じゃあなんでツバサは自分でやらなかったの…?」

『私、こう見えても弱虫だから勇気が出なかったの』

土籠「それに、お前たちのオトモダチの中にも
ヒトじゃないのが混ざってるかもしれねェぞ?」

明「それって危ないんじゃ…」

普「ヘーキヘーキ、そうならないよーに俺たちがいるんだから」

七番，トイレの花子さん
普「我ら七不思議！」

五番，16時の書庫土籠
土籠「…学園に存在する全ての怪異を監督し」

零番，夕焼けこやけの翼さん
『ヒトと怪異の関係を正しく保つ』

普「まーつまり、俺らはヒトを脅かしはするけど
仲良く学園のヘーワを守る正義の八人衆ってワケ

俺がリーダーね！」

光「三人しかいねーじゃん」

明「それにツバるんはこの間まで生徒を食べて…」

土籠「言われてるぞ鳥頭」

『うるさいな
私の成績忘れたかしら？学年トップよ
そっちが鳥頭じゃない』

ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ

寧々「仲良くもない…」

光「何一つ合ってねーじゃねーか！！」

普「もー二人とも

─────仲良く」

アマネは包丁を向けて言う

土籠・私「『はい』」