呪いの子、拾いました 3【五条悟】

危険 ページ5

「着いたっス」




学校関係者の方たちから話を聞いて訪れたのは






「鯉ノ口峡谷 八十八橋

呪霊が確認でき次第、帳を下ろすっス」






「……うわぁ、ほんとの谷だねぇ。

よくここに来ようと思ったね、恵」






「見回りだったんだから仕方ないだろ」






「しかも自, 殺の名所でバンジーするなんて……









僕もやってみていい？」





「やめろA、バカになるわよ」





「そういう問題？」






橋から身を乗り出して下を見ようとしたら、野薔薇に引っ張られ






プラスで恵からのチョップを食らった






「いてて………いや、ちょっと試したく(・・・・)ってね」




「試す？何を？」






「下にいる(・・)のは確実。

呪霊の領域内に下からは確実に入れるけど、上からは入れるかどうかはわからないでしょ？」








「「「…………確かに」」」




「やった！バカ脱退だ！」





「でも何も言わずに突っ込むのはバカのすることだ」




「うぐっ……」






もう一度、トゲのついた紐に気をつけながらそろーっと下を覗いてみる




谷だし、結構深い







ビル10階建分くらいかな…






「みんな〜！！買ってきた！！！」





遠くからの悠仁の声に驚いて振り返る






「は？悠仁何買ってきたの！？」




「ビニール紐！」





「紐！？ここから降りるのに！？」




「おう！」







「………強度大丈夫そう？」




「そこは止めろよ」

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